友達が妊娠した

大好きな友達が妊娠した。
素晴らしく嬉しいことだ。

でも少し寂しくも感じてしまった。
友達は母になる。
なんとなく、ちょっと遠くに行ってしまったようだ。

私自身は、いつかは子どもが欲しいと思っている。
そのことについては、夫とも話していて、でもまだ先だねとふたりで決めている。
結婚して以降、かなり強く子どもが欲しいと思っていた時期もあったけど、今はまだ先にしたいと思っている。
今はまだ、私自身と、大好きな夫のための時間を過ごしたい。

先に綴った寂しさは、夫婦2人で過ごすことより、結婚したら妊娠出産して子育てしていくほうが、なんとなく良いというか、なんとなく正しいというか、ぼんやりとそういう風に思いこんでいるから出てきた感情なのかもしれない。
もちろん冷静に考えて、どちらが良いとか正しいとかそんなことはない。
人生の選択において絶対的な正しさなんてない。
それぞれがそれぞれの幸せなように生きるものだ。

頭ではわかっているけれど。
まだ子どもをもつ覚悟がない私は、置いてけぼりになったように感じてしまった。
わたしは自分勝手だ。

彼女のお腹の中には小さな命がある。
言葉にはできない奇跡だ。
どうか彼女と、彼女のパートナーと、そして小さな命が幸せでありますように。

私はもう少し自分と向き合って、その先もし幸いにも授かることができたら、自分と大好きな夫の子どもに会ってみたい。