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大江大河

おすすめ度★★★

中国で2018年大ヒットし、多くの賞を受賞したドラマです。
このドラマは3部作の超大作で、最近シーズン3が完結しました。
シーズン3の感想を書くためにはまずシーズン1から書かねばと思い書き始めましたが、このドラマは壮大すぎてストーリーを説明するのが簡単ではありません。
もともと本当はもっと早く紹介したかったドラマですが、ほかのドラマを紹介するなかで私の稚拙な文章力を少しでも向上させてからと思い、今までこのドラマを取り上げていませんでした。しかし、シーズン3を見終わった今は早く紹介したく、細かいストーリーなどよりもこのドラマを紹介することに意味があるように思い、あらすじも書かず概要のみ紹介します。

1978年から物語は始まります。
今からおよそ45年前ですね。ちょっと想像してもらえればわかると思いますが、この45年の間に中国は大きく変化しました。
その変化をこのドラマを通して垣間見ることができます。
このシーズン1では、1970年代末から1980年代後半までのストーリーです。

3人の主人公がいます。
メインとなる主人公は王凯演じる宋运辉です。実家は貧しい田舎で両親と姉と暮らしながら勉学に励み大学に行くことを姉と二人夢見ています。姉が童谣演じる宋运萍です。いわずと知れた俳優の二人ですね。
二人目の主人公となるのが、杨烁演じる雷东宝です。彼も近隣の貧しい田舎で母親と二人で暮らしながら村の書記をしています。中国で書記と言えば、トップです。そして杨烁も有名どころの俳優さん。
最後が董子健演じる杨巡。父を早くに亡くし、母と幼い弟妹を養うために中学卒業後は饅頭を売り歩いたり一家の大黒柱として働いています。董子健は大俳優たちに囲まれておそらくプレッシャーも大きかったのではないかと想像します。

この3人が、近代化していく中国の中でもがき苦しみながら、それぞれの人生を歩んでいきます。

私は中国の田舎に行ったこともありますがそれは旅行で行っただけで、普通の外国人は田舎の中国人がどのような生活をしているか、中国の田舎出身ということがどういうことなのか、どんな苦労があるのかなどなかなか感じることはできません。しかしこのドラマを通じて感じることができます。
またセットもよく再現できていて、人々の服装も古着を使っているそうで、当時の生活感や雰囲気がよく伝わってきます。

私としてはこのシーズン1のストーリーが一番好きでした。
一番詳細に人の気持ちの動きなどが描かれていたような気がします。
そして、この後も壮大な物語が続きますので、ぜひ楽しみに見てみてください。

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