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豚頭紀行「中国人と中国・・・」

2002年9月20日 0:36   

今の、中国人、うちのワーカー程度、
最低で高卒程度の一般的な中国人である、
20歳代の中国人と話していて、
「中国はよくないのでは?」と言うと、
「中国は絶対良い!」と返事が返ります。


どこが良いのか、すべて良いのか、なぜ良いのか、
具体的に聞いても、うまく説明できません。
この段階で、教育(洗脳)されているなーって思いますが、
国家と主権者の人民の区別、
国家と故郷の区別、国家と両親に区別について考えたことがなく、
中国(国家)を否定されると、
むきになって、答えようとしますが、
彼らが良いと言うには、ぱぱ、ままが良い、
故郷が良い、人民(友人)が良い、であり、
毛沢東が良いでも、政治が良いでも、
中国の歴史が良いでも、
まして共産主義が良いでもありません。


『中国は中国だから良い。』


少数民族だっているし、公害だってあるし、
犯罪者だっているし、政治癒着だってあるし、
ヤクザ(組織犯罪グループ)だってあるし、
法輪功のような宗教商社だってあるし、
良いところばっかりではないことはわかっているが、
中国は、中国と言う国はぜーったい良い!と言う。
この辺を、不思議に思わない中国人。
中国と言う巨大国のすべてが良いので、
中国は良いのだ、と言う。


国家中心主義?(中華思想)とでも言う考え方、
ひとつのものさし、国がさずけたであろう、
たった一つのものさしで、世界をはかろうとする。


日本は、戦争に負けて、
『国(国家)敗れて、山河(故郷)あり』的な考え方や、
日本のものさしとアメリカのものさしの違いを学んだ。
違う価値観を認める、
心の広さが一般の中国人にはかけていると思う。
戦後、敗戦国として、日本の歩んだ道、
日本の歴史も、ベトナム(越南)の歴史も、知らない、
でも、
『中国一番!』
無知なので比較しない、または、
比較することを、国が許さない教育をしてきたことに、きずかない。

もの作りで、必要な基準、標準に対する考え方、
中国のものさしで、ものを作ってはいけません。
世界の標準のものさしで、ものを作りましょう。
でも、『中国一番!』 ゆえに、
中国のものさしでものを作ります。
清掃は嫌がる、ごみは平気で捨てる、
痰はそこいらじゅうにはく、
間違い(失敗)は認めない。
『不是、我的(プス、ウオーダ)。俺じゃない。』
反省しないので、
同じ間違え(失敗)を平気でする。


新人が入社するたびに、
今の、古い作業者も同じですが、
中国のものさしから、世界のものさしに、
基準が違うことを理解させるのが、
いかに大変か。
『中国一番!』と戦い続ける、日々。

戦勝国と敗戦国の違いを見た今日この頃、
やはり、中国人を教育するのは、大変だ。

ではでは、再見!

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