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管理者の持つべき技術                                    上司教育の技術(1)

管理者の心得で最後に記事にした 
管理者は、上司も教育するべし。 
について記事にしたいと思います。 

管理者の心得でも書きました通り、 
上司の言うことがコロコロ変わったり、 
部下に丸投げして責任をとらなかったり、 
上司にやる気が無かったりした場合、 
上司を教育することが必要です。 
部下を教育する手法ではだめですが、 
上司のモチベーションをあげたり、 
上司の言動をいさめたりする方法はたくさんあります。

一番簡単なのは、
上記のような言動を上司の個性として認め、信頼する。

しかし、この様な上司を
上司として認めて信頼するのはなかなか難しいですよね。

その場合、上司の人柄に関係のない管理の技術から
始めるのが良い方法だと思います。

例えば、
資料の管理、
自分と上司が必ず必要とする資料や日報、月報などの雑多な書類を
自分ではなく、上司が使う、見る頻度ごとに、
わかりやすく棚や置き場所にインデックスをつけ保管管理をする。

必ず、インデックスをつけることと、
整理する前に狭くなったのでなどの理由をつけて、
事前に朝礼や会議などでみんなに周知しておくことが重要です。
これにより、上司に時間的余裕が出来ると、
ホウレンソウに時間をさけるようになります。

必ずしなければいけない、ホウレンソウですが、
ダメ上司であればあるほど、人眼のある環境で
自ら進んで報告、相談を行うことが大事で、
例えば、朝礼などの定期で行うときに同時に行うのが良いでしょう。
まぁ、ある意味、逃げられなくするという意味もあります。

この様な上司は基本的な聞く技術を持っていない場合がほとんどです。
なので、報告や相談をうまく理解できないし、理解できなから、
言う言事がコロコロ変わったり、丸投げして、やる気がなくなります。

それぞれの方がコミュニケーションスキルは持っていると思いますが、
そのスキルを発動させる前に、上司のレベルを見極める必要があります。

全体的にこのような上司は過去の成功体験が少なく、
その少ない成功体験をもとに、今の現状を管理しようとしますので、
その成功体験を話したがる傾向があり、
それが聞く技術を阻害していることに気が付いていません。

そのような上司に聞いてもらう姿勢を作るのに、
あなたの持っているコミュニケーションスキルのどれが使えるか、
きちんと判断しないと、逆切れされ、余計聞いてもらえないという
目的と違う結果を招いてしまいます。

そしてさらに重要なのが、ホウレンソウの内容です。
幹部会議などでする報告を朝礼でしても意味がないので、
ここで報告する内容は直近の自分の部下にかかわる内容にして
出来れば、部下をほめたいが、上司にほめてほしいという
お願いの形の報告が良いと思います。

そうすると、上司もほめる技術が身に付きますし、
上司の上司からほめられると、自分の部下も、
より上位者よりほめられたと自信にもつながります。
当然、組織内の関係も良くなります。
そうすると、上司の評価も上がり、
今までのダメ上司も少しは使える上司になるでしょう。

この辺が、上司を教育する技術の第一歩になります。

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関連記事:
管理者の持つべき技術 問題解決の技術    
管理者の心得(6)   

参考記事:
タスク管理(3)あるいは「流氓の小さな夢」  
コスパ、タイパ至上主義(1)  
自分のことばかり    


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