見出し画像

反戦を思う

どんな理由や理屈を並べても
「そっかー、じゃあ戦争してもしかたないかー。」
とはならないよ。

政治の事、いろんな意見の違いがあっても
「とはいえ、戦争したっていい事なんて何もないんだ」
という事だけでも共通の気持ちが持てたら。
違う解決策を見出せたのか。

戦争するといい事がある人や、そう思う人がいるのか。
破壊や人が死ぬ事の上に成り立つ何かを望む人がいるのか。

暮らしている場所が戦地になってしまう。
という事って…。
今日の夜、眠りにつくとき、
自分の家がないかもしれない。
家族が欠けているかもしれない。
自分がいないかもしれない。
今日が無事だったとしても、
明日も無事かは分からない。
という事が「日常」になる事。

何の罪もない人々が
そんな日常で生きていくのを強いられる事があっていいわけがない。

今朝、ニュースでみた戦闘の様子、街の様子、人々の様子。
壊れたお家、防空壕で泣く少女、離れ離れで避難する家族。
それを見ながら、涙を流したけど、
午後にはランチとショッピング。
それが私の「日常」

私に何ができるのか…。
私にできる事なんて何もない…。

募金、デモ。行動して出来る事はあるけど、
金銭的、時間的、余裕がないといえばそれまで。
出来たとしても微々たる事。

私に出来るのは「思う」事。
「反戦」を「終戦」を「平和」を「無事」を。

政治的な事、なぜ戦争が始まったのか、どうすれば止められるのかはわからないし。
「戦争?知らない。関係ない。」
という人がいても、仕方のないことだし、思想の自由。

でも私は
「良くない事が起こっている、あってはならない事だ。今すぐに止めてほしい。」「どんな気持ちでいるだろう、怖いだろう、不安だろう」
と思う人でありたい。

以前『紛争地の看護師』(白川優子著)という本を読んだ。
国境なき医師団での看護師としての活動記録のドキュメント。
今も、同じように戦地や避難民に対して活動を行っている人もいる。
そんな人々へも「思う」

同じように思う人達がたくさんたくさんいる事も感じる。

その思いが「力」になったり「形」になったりする事を祈りつつ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?