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漫画反省会

 こんにちは。chimomomoです。
 先日やっと、漫画を公開できました。次回作に入る前にその制作を振り返り反省をメモしていこうと思います!

 漫画の話をするので、良かったらザッと目を通して頂けると嬉しいです↓

今回チャレンジした事と結果報告

チャレンジ1・漫画の進め方

 以前は1ページ毎に仕上げていました。でも今回は全ページ分の人物ペン入れ、全ページ分の背景ペン入れ、全ページ分のトーン処理…と多くの漫画家さんがやっている方式に変えてみました。結果は前の日記にも書きましたが、飽きて超失速。スピードダウン
▶️結果、自分に合った方法が一番早いなと再確認する結果となりました。改めて、己を知れました…。

チャレンジ2・3D素材から線画を抽出するやつやってみた

こういう樽の3D素材が
こう言う風に線画になる機能です

 めっちゃ3D素材ありがたい。めっちゃ助かる。正確無比! お茶の子さいさい!
 しかしアレです。持ち前のヨボついた線に馴染まぬ事岩の如し。浮きまくっている。ってことで、結局上から線をペンツールなぞってなじませています。

他に合わせてヨボつかせます

 結局普通に時間がかかってる。普通になぞってペン入れしてるから、普通に描く時間プラス3D設定を弄って線画にする時間分かかってる。でも一度3Dを咬ますことで、いろんな角度を検討できるし、資料として超優秀だから最高。今後も使っていきたい。

 でも忘れちゃならねえのは、何のための背景なのかな〜ってこと。

 実際に使ってみて実感したのだけど、自分より遥かにオーバースペックな素材も存在しているわけです。自分の脳では到底描けない物を、拝借できてしまうの、ちょっと怖さもある。

家具のデコラティブなとこ神すぎる

 ハイクオリティ!と喜んで、ファンタジーっぽい!と使わせて頂いた椅子とテーブル。このキャラが椅子とかテーブルを買い揃えるなら、本当にそれを選ぶかな?の視点の方が漫画としては大事なのでは…と後から気が付きました。背景素材は空間をゴージャスに埋めるために使うのじゃなくて、キャラ個性の発露の結果であるべきだよな。

 ▶️結果
 3D素材は素晴らしい。脳よりオーバースペックな高品質3Dはありがたい。でも本筋を見失っちゃいけない。素材を使用する時は、作業を助けられる時間以上に時間を掛けて、キャラの個性にあっているかをこだわって考えるべき! 無けりゃ自分で描こう。

反省点

反省点1・ページ配分

 今回は「24ページ内に収めよう!」で初めているにも関わらずやりたいことがいっぱいありすぎてギュウギュウになってしまった。1ページ平均コマ数5〜6コマは多い。スマホで読む方が多いと分かっていたのに、ストーリーを完走する方を優先させた。

 あらすじをざっくり書くと、「モノ探しをしている子が迷子になり、モノの力で迷子から帰ってくる」話なんだけど、このあらすじからはみ出す所が省くべきポイントだったのかも。具体的には保護者VS保護者の所。

あるじが頑張る所

 これは作中に「魔法使いが差別されてる」シーンを入れたかったからです。 

前話で迫害を匂わせるとこ

 前話では「差別があるんだよ〜」の設定を語るだけだったんだけど「漫画ならキャラに設定ペラペラ喋らせるんじゃなくて、リアルタイムにその世界に生きてみせろよなあ〜」と内なる自分に言われたので描きました。内なる自分は本当に痛い所刺してくる! やめろ!

 でも内なる自分が正しいのと、あらすじから外れた枝葉を広げてページ圧迫するのとでは違うよね!?って話。クソー。そのあたりも国語力の問題。差別っぽい話は別の機会にちゃんと描けば良かった。
 枝葉の部分でキャラ個性が深まればその枝葉は幹より重要…とも思うんだけど、今回のこれは違ったかもしれないな〜と後々反省しました。

反省点2・背景設定が甘い

 行き当たりばったりで漫画を描いてるのがバレちゃうんですけど。あるじ、どんな家に住んでるんですか。間取りがね、毎回行き当たりばったりです。

暖炉がある部屋があったり
大釜調合部屋!? 窓が引くタイプでいいんか?
エクステリアも本当にそんなんなのか?

 これが! 背景に時間がかかってる原因の一因かもしんない! 背景の設定が漫画上にしかなくて参照に苦労するし、ない所は都度でまかせで作ってる! 適当にそれっぽく見えたらいいやって描いてるとこもめっちゃある!

 絶対に背景資料を描いた方がいい!(※もう四話目)

反省点3・時間がかかりすぎた

 前話がクリスマスの話で12月末。1月にシナリオ、2月〜3月に作画。三ヶ月かかってる。流石に時間かかりすぎ。期待してフォローして頂いた方の期待を裏切ってる! ギャーーー。敗因は明確な締切を公言しなかった事だと思います。次はちゃんと首を絞めて頑張る!

良かったこと

良かった事1・初志貫徹できた

 時間がかかりすぎて、反省が作業を追い越してやってきて、自分のダメな所ばっかり見つめる時間が長かったけど、最初に思い描いたシーンは描けたし、あるじの仄暗いエンドも描けたし、満足。

こういう解説ページが好き
大切な女性が大切にしていたペンダントには別の男が写ってるという、実は地獄の終わり方

良かった事2・皆さまのおかげで読んで頂けている

 noteで繋がっていただけた皆さまのおかげで、ランキングにもお邪魔させていただけました。ありがとうございます!

 前話のクリスマスのネタよりもPVが多いようです。
 普通、続きものはどんどん試聴率(?)が落ちていく運命なのですが、おそらく、皆様がコメントを残して下さったのを「あっ、コメントがついてるなら安心して読める作品かも…」と新規で読んでくださる方がいるから…?と想像しております。

 本当に日々ぐちぐちヒーヒー言ってる日記を読んでくださり、作品まで見て下さってありがとうございます! 皆様のおかげです!

 次話のアイデアは散歩で思い浮かんだし、春が来て体温も上げやすい季節なので、ナルハヤでネームして、背景資料描いて、次の作品に取り掛かりたいと思います。本当にありがとうございました!

(終わり)


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