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好きな映画について語るだけ


 です。

 知識とかないのでわたし個人が勝手に思ったこと、ここ好きだな〜!!って思ったことを好きなように語ります。やりたくなったので急にやります。楽しいな。


 今回語るのは…「キャロル」!

 わたしはこれをアップリンク渋谷で観ました。今なくなっちゃったんだっけ。。ホームシアター感あって好きだったなぁ。あんま行ってないけど。あとはアメリカン・スリープオーバーくらいしか観てないけど。これも好きだった。

 当時観た時とっても感動して。雑誌かなんかで取り上げられてて、前知識を何も入れず、バイトの中空きで観たんですけど。初めてのアップリンク渋谷で、赤いなんかクッションみたいな椅子に座って画面に釘付けでした。今まで映画ってストーリーが気になって観てたけど、これはなんか画面がすっと入ってくる感じだった。観た後のバイト、放心状態ですよ。映像がフラッシュバックして胸がぎゅっと、ふわっとなる感じ。


 キャロルは、女性同士の同性愛のお話。

 舞台は1952年のニューヨーク。主人公はケイト・ブランシェット演じる「キャロル」とルーニー・マーラ演じる「テレーズ」。

 キャロル(画像上)はもうかっこいい大人の女って感じ。旦那と親権についてもめています。一方、テレーズ(画像下)は純粋無垢な少女って感じです。カメラマンになる夢を見て、デパートのおもちゃ売り場で働いています。


 小物が可愛い…歴史に詳しくないのでわからないけど、1950年代の服装とかカメラや帽子、鞄だったりの小物がとても可愛い。

 あと画面の雰囲気!カメラ詳しくないから何で撮ってるとかは知らないんですが、画面の淡い雰囲気がすごい好きです。美しさにびっくりしました。現代の映画でこんなのあるんだ!って。


 わたしがめちゃくちゃ好きだった理由は主に2つです。


 一つは男女の対比。この時代はおそらく同性愛なんてもってのほかだし、女は家にいて男を立てればいいって価値観だったんだろうなと登場人物の男性から推察できます。名前が覚えられない…キャロルの元旦那やテレーズの恋人。女はこうだろうって価値観を持っている感じでした。それはきっとこの時代では当たり前で。そんな時代を生きているキャロルとテレーズの2人が自分の在り方や幸せは何かと探す印象を受けました。メインのお話は2人の恋なんですが。仕事だったり家庭だったり、自分たちのこれからについて悩み決めていく過程が描かれています。
 この男女の対比がさりげなくて、すきだなぁと思いました。今は結構女性も発言権だったり主張することが昔よりは当たり前になっているけど、こんな時代あったんだろうなって。やっぱり男女で考えだったりちがうんだなぁ、おもしろいなぁって思いました。男性は結構シンプルでまっすぐで、女性はなんかめちゃくちゃ周りが見えて考えてるなって笑 ステレオタイプばかりではないと思うけど。

 もう一つは画面の情報量です。台詞が最低限で、表情やカメラの寄りで伝える印象を受けました。いちばん感動したのは、2人が逃避行に出かける車内のシーン。無言で2人の顔のアップになるんだけど、それがもう、あ、恋に落ちたんだ、、、2人は惹かれあってるんだ、、ってめちゃくちゃ感じました。冒頭のおもちゃ売り場のシーンの前提もあると思うけど。そこも目線だけで語られるんですよ。台詞なしで表情と画面の切り取り方で伝えられるのはめちゃくちゃ映画という媒体を最大限に活かしていて感動しました。


 2人がメイクとかネイルしてきゃっきゃっしてんのも好き。女の子らしくて。あと終わり方も好き。最初と最後のシーンが同じで、ちょっと違うやつ好き。はっきりとは語られないんだけど、未来が想像できて好きでした。


 翻訳も好きだった。松浦美奈さんおしゃれ、、、電話のシーンの「I miss you」の訳が好きすぎて。とっても詩的だなと思った。


 とまあ、覚えている範囲でお届けしました笑
また観てみて思い出したことあったら追加しようかなぁと思います。

 
 あんまり事件起きないし淡々と進むから、人によっては退屈しちゃうかもしれませんが。わたしは好きでした!

 気になったらぜひ観てみてください〜

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