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味の三密十勝川温泉、ソラチ「十勝豚丼のたれ」の旨さの謎とは?

良く訓練された道民であるならば、冷蔵庫にはすべからくこれが装填されているはずだ。

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全豚が最後に纏いたいタレオブジアースこと「ソラチ 十勝豚丼のたれ」である。

ギリっとした醤油の塩気と甘味にデカめの旨味がギツンギツンに詰まった味の三密十勝川温泉。それは全ての豚、全ての部位にとって遥かなるティル・ナ・ノーグである。調理も簡単なのでリモート昼めし時に非常に便利である。


▼玉ねぎ等野菜を炒める

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▼続いて豚肉を投下(今回は豚バラ)

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▼炒めて炒めて

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▼豚に火が通ってきたら本品をジョボズボボと投下

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量は適当(推奨は肉100gに対し大匙2)


▼強火で絡めて完成

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▼米の上に盛り付けて(残ったタレも忘れずかけよう

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▼俺は卵黄が好きだ(完成

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▼ブラッディスクライド

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▼U!M!A!I!

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北海道らしいエネルギーに満ちた濃い味と豚バラの脂が激突すればお口の奥地は開拓使、何ヘクタールでも田畑が開墾可能、熊も怖くない。とにかく旨味の密度が段違いだ。

さてこのタレ、なぜこんなに旨いのであろう。どう考えても酒やみりん的な旨味だけでは無しえない呈味なんだが。と思い成分表示を見てみると、

▼魚介エキスが入っている

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ココから↓は私の想像だが、

「さば」とあるのでサバ節等だろうか、サバは豚肉と同様イノシン酸が豊富なのでこれで豚肉の旨さがブースト?

ただ、旨味成分は複数種混合で相乗効果を発揮する。逆に言うと単種では呈味は弱いので表記のある「魚介エキス」や「調味料(アミノ酸等)」の中に昆布出汁などグルタミン酸を補うものも入っている気配がする、更にはみりんがその下支えの役割をしていると考える(旨味成分が数種類含まれている)。また香辛料類はあまり入っていないようで変に豚の臭み消しを意識しすぎない剛腕さも好感度大だ。

とまあこれは妄想に過ぎないが、このように濃いめの塩分と糖度のコクに負けず豚を感じられる仕上がり、ひとくち食べればヘソ下から力がふつふつ沸き上がるこの感覚は是非とも味わって貰いたいと強く思う次第。

部位はどこでも良いがヤッパリ脂の乗った豚バラをオススメ、是非試して頂戴、是非。


てなエントリーを作成するなかで改めて「旨味は奥が深い」と思い知らされる。和食はカツオ節と昆布が基本だが、フォーに漂うナンプラー、スリランカで食べたモルディブフィッシュ出汁のカレーや、台湾で食べたやたらと澄んだ牛肉麺の滋味。世界には山ほど多種多様な旨味がある訳で、記事を書きながら「一つでも多くの旨味を啜ってから死にたい」という気持ちが擡げてきた。

というわけでこの「旨味沼」、しばらく旨味開拓をテーマの一つとしてエントリーを書いていこうかと思う次第、これは開拓のし甲斐があるのではないかな。

では引き続きお付き合いのほどどうぞよろしくお願い申し上げます。


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