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「本屋にある謎のマッサージチェア」日記2024/04/01-2024/04/07

○2024/4/1(月)

『幸運の大家様』

をプレイ。

デッキ構築型のスロットゲーム。スロットの絵柄を獲得、構築して進めていく。絵柄同士にシナジーがある、例えば『子ども』の絵柄と『キャンディー』にはシナジーがある。

絵面は地味なんだけど、作品に漂う世界の認識がかなりシニカルでかなり好きかも。

『コメディアン』という絵柄があり、『子ども』や『バナナの皮』の絵柄とシナジーがあるのだが、『ダークユーモア』というアイテムを取ると、『骨つぼ』という絵柄とシナジーが生まれるようになる。

スロットゲームに『骨つぼ』の絵柄を作るな。

2024/4/2(火)

『キャロルの終末』2話

2話ではキャロルは経理の会社で働き始める。半年後に世界終わるのに、複合機のトナーを探しに、終末世界をバイクで走り回る。こういうのすごく好みだ。

この作品の世界では、みんな略奪か、パーティか、乱交か、海外旅行ぐらいしかやることがない。現実で世界の終わりが来た時もそんな感じなのではないか。我々はこの世界でやることがない。

『キャロル』では主人公の後期高齢者の両親が全裸で暮らし、介護士の男性とポリアモリーの関係にあるのが面白い。

『ようこそFACTへ!』2巻

『チ。ー地球の運動についてー』の 魚豊先生の新作。
テーマはなんと「陰謀論」。

2巻では、主人公が本格的に陰謀論にのめりこむ。とにかく圧倒的な断絶を描いている、ヒロインは社会学を学ぶ大学生であり、恵まれない労働環境の当事者として主人公にフィールドワークとして話を聞くのだが、主人公は「自分のことを好きなのでは」「自分は騙された」と思い込む。

とにかく怖い。異性と対等な人間関係を築く経験があるかどうかはかなり運によるところが大きい。おそらく、現実にこのような人が沢山存在している。

『チ。ー地球の運動についてー』の最終巻でのラファウとノヴァクの対話が大好きなんだけど(絶対に絶対に読んでください!)
前作は「地動説(という名の真理)」の話だったけれども、これも同時代の人からしたら陰謀論のようなものだったかもしれない。そう考えると、テーマに一貫性がある。

魚豊先生は陰謀論にはまり込んでしまう人も、また時代の可能性や志向錯誤における同志であり、見捨てるべきではないと考えているのではないかと、思ってしまう。
どちらにせよ、前作から引き続いて、こんな難物に挑む作家の姿勢は誠実で、それだけで頭が下がる。

○2024/4/3(水)
『幸運の大家様』難易度20クリア。

ひとまず終わりだが、寂しい限り、もっと遊んでいたかった。
作り手の世界観が好きなんだよな。「ザロフ将軍」というシンボルは隣り合った人間のシンボルを殺す。女性でも子どもでもおかまいなしだ。ブラックで怖い。

それに対して動物を殺すシンボルは基本的には存在しない。
また、実績には「犬を撫でた時間」と「うさぎのジャンプ回数」がある。
作り手の人間に対する静かで冷たいまなざしと、動物に対する慈愛に満ちたまなざし。

『幸運の大家様』というゲームの実績画面です。「ウサギのジャンプ回数:208回、楽しく跳ねた」
『208回、楽しく跳ねた』

○2024/4/4(木)
食器の水切りの掃除をした。水回りの掃除には気力がいる……

『ジョジョの奇妙な冒険』の好きなスタンド能力について、長年考えているが、最近では『ホワイトアルバム』だな、という気がしている。

『ホワイトアルバム』は自身の周りの空間を絶対零度の超低温にする能力で、能力者のギアッチョ曰く、『超低温は全てを停止させる、ウイルスだろうと、暴走する機関車だろうと』という能力である。
『低温が物質を停止させる』というところにフォーカスを置いている冷気の能力者というのは割と珍しくて、そこがよい。

ギアッチョと闘うジョルノは物質から生命を生み出す能力者なのだが、超低温で生まれる生命は存在せず、能力は使えない。もう一人の仲間のミスタの能力は弾丸操作であり、超低温では弾丸は跳ね返されてしまう。相性の悪い二人は苦戦を強いられる。

さらに『ホワイトアルバム』の能力にはその先があり超低温では空気そのものを凍らせ、防護壁とすることができる。その技の名前が『ジェントリーウィープス(静かに泣く)』とビートルズの曲『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』から名付けられており、そこもめちゃくちゃかっこいい。

超低温の能力なのに、ギアッチョ自身はキレやすい性格をしており、その激情型の性格が反転して、ハチャメチャな冷気の能力になってるのもよい。
かっこいいよなあ『ホワイトアルバム』
これが30代時点での好きなスタンドの結論です。

2024/4/5(金)
ソフトバンクショップでiPhone pro15に機種変更した。

対応してくれた店員さんが割と誠実な人で、聞いたことは正直に答えてくれるので、プランの見直しに成功した…と思っている。スマホ代金は上がってるのに毎月の支払額はそんなに変わっていない。

「旧iPhoneの月賦が28,000円が残っていて、旧iPhoneを下取りに出すとチャラにできるけど、該当機種のゲオでの買取金額が40,000円ぐらいなんで、ここで下取り出すより、月賦おわった後GEOで売った方がいいすよ」とアドバイスしてくれた。いいんですか、そんな。

2024/4/6(土)
公園に桜を見にいく。嬉しいことに満開だった。
あと、最近見かけるようになったその場でオレンジを潰してくれるジュース自販機をやった。

オレンジの自販機

オレンジが潰れる様子にはしゃいでいると、後ろを通りかかった若い夫婦の夫の方が、
「500円もするの!?じゃあいらんわ200円ぐらいならいいけど」
と言ってて何だか腹が立った。
おれの500円でおれのオレンジジュースだ、放っておいてくれ。

あと「たません」(でかいエビせんに目玉焼きを挟んだソース味のローカルな食べ物)を買って食べた、店の人が渡すタイミングでせんべい部分が割れ、お店の人が「あっ」と言ったがそのまま渡された(と家人が言っていた)

空気清浄機の広告に「脱臭」と書かれていて、その上に犬のぬいぐるみが置かれています。
犬がくさいとでも言いたげに置かれたぬいぐるみ。くさくないよ。

その後、家電量販店で新しいiPhoneの画面フィルムを購入した。こういったフィルムの類ってどういう基準で選べばいいか全然わからない。そんなに何回も買うものではないから比較もできないし。

マッサージチェアの画像。チェアの横には「5分100円」という立札が立っています
本屋にある謎のマッサージチェア

ゲートタワー(名古屋のそういう商業施設)の三省堂書店のトイレの前には、なぜか100円入れると動くマッサージチェアがある。
本当に「なぜ??」という位置にある。

このマッサージチェアは、案内図にも載っておらず、書店の公式サイトにも何も情報が記載されていない。
ずっと存在が気になっていたので、今回初めて試してみたが結構いいかも。

誰でも使えるものなので、強さなど細かい調整ができるわけではないが、買い物に疲れた時に、カフェに入るより経済的かもしれない。

それはそれとしてその後普通にカフェに入った。

2024/4/7(日)

『ペグリン』

をプレイ。

楽しい。デッキ構築型ピンボールゲーム。
様々な効果があるボールを取捨選択していく、ある程度方向性を定めて効果を偏らせた方が強くなったりする。

家人が「ゴブリンでこんなかわいいキャラクターにしようとする発想がすごい」と言っていたが、本当にそう。
確かにその部分にも新規性があってすごい。ゴブリン史上最もかわいいキャラクターなのではないか。

地元のとあるスポットに桜を見に行った。今年3回目の桜。
まだ、あまり見つかっていないのか、めちゃくちゃキレイなのに人が全然いなくて最高〜
来年も来るぞ!

見上げた構図の桜の画像です

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