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【7/1~6日 芸大、カット、朝活、智六追善落語】

1日
5月、6月は結構忙しかった。ここから独演会モード!もう一踏ん張り。自分に言い聞かせて奮いたつ。

「あんのこと」。ステーションシネマ。
良かった。河井優実、完璧。結構、衝撃的な映画の内容以上に演技が印象に残るくらい。もっと作品が観たい。佐藤二朗も適役。稲垣吾郎の崩れ落ちるシーンには笑ってしまったが。

映画を観たりするたび、最近、気を抜くと一瞬で全然何もする気がなくなってしまう。世相への興味とかもすぐ皆無に。鬱かも。いや、人生ずっとこんな調子だった。

本当はできるだけ人とも会わずに毎日映画館とか本屋とかだけ行って美味しいご飯食べて酒飲んで落語聴きに行ったりして静かに暮らしたい。SNSとかやめたい。そのための金がほしい。と呟くことの繰り返し。
好きな仕事に就いてもこんな調子なのだから、嫌な仕事に就いてたらと思うとぞっとする。

ぞっとしながら散髪へ。
一転、すっきりする。

夜、配信。しかし映像がどうしてもうまく行かず、失敗!暗闇で音声のみでお届け。それでも聴いてくださる方が結構いて泣けてくる。ありがたや。


2日
芸大へ。
詩の授業ではタイトルのことを重点的に。
クリエイティブライティングの授業、観劇感想文ということで、藤山寛美の「幸助餅」を鑑賞。
教室でテレビ画面視聴すると、序盤思ったより寛美先生の滑舌が聴きとりづらく、ちょっと学生たちが不穏な空気になったので、慌てて急遽横から補足。
しかしだんだんと耳に馴染んでくるのが名人芸。
最後は聞き取りやすくなってるからすごい。
5限終わりに、学生から取材を受ける。
好きな本5冊。藤枝静男、多和田葉子とか。


3日
最後の足掻きと、露の新幸君にお願いして猫も杓子もの朝活らくごへ。大名将棋。りょうば君、呂好兄さんも参戦。最後の台本へ加筆修正。なんとか感触を得る。

終わって、呂好兄さんに王将で御馳走に。お互い予期せずほど結構アルコールを注入することに。楽しい昼酒。ありがたや。酔って帰る。夜も別の飲み会があるそうでお誘い頂いたが、ご辞退してお稽古モードに。いろいろ準備に追われる。
夜、配信。なんとかつながる!

4日
なんやかや忙しく。明日の準備も。バタバタ。
夕方、幼稚園の懇談へ。
帰りに千林商店街で久しぶりに買い物したらテンション上がってきて買いすぎる。

5日
ばたばたしつつ、気付いたら夕方。
智六兄さん追善会。
生前、門弟会として、独演会告知した後に、何故か被せるように決められ、その時はさすがに正直ちょっといらっとしたのだった。だが、まさかこんなことになるとは。

ロビーに写真。酎ハイ。米輝兄さんが酎ハイを供えてくださる。氷結が懐かしい。晩年はストロングゼロに。
修行中は常にこれを持って公園で駄弁っていた。100回くらいそんな機会があった。思い出が沢山。だんだんと寂しさが募る。お兄さんは人生で何本酎ハイを飲んだのだろう。相当売上に貢献されたはず。手を合わせて自分なりに追善。

誰も打ち合わせしてないのに、たまたま兄弟弟子3人とも兄さんの持ちネタをやる気になっていて、ちょうど良い具合に違うネタが3本。

僕の中ではやはりお兄さんはこのネタというイメージで、「色事根問」を5年ぶりくらいにかけてみる。苦労したネタなので台詞は染み付いて出てくる。
打上はりときや。終電近くまで。献杯!

6日
昨日はさすがに一杯だけに留めた。

夕方、明日のグッズと着物とチラシを繁昌亭へ運んでおく。
明日の稽古とお金の準備などに追われる。大変だけど、満席になり、やりがいがある。
結局夜中遅くまで追われ続けた。
昨年同様の完売はやはり感慨深くて、御客様方に感謝の気持ちが溢れる。こんな出不精で地味な芸人を沢山の人が観にきてくれる。ありがたいとしか言いようがない。なんか前日に関わらず感傷的な気分に。感謝しつつ気合い入れて寝る。


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