ユウが教えた!
発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された子どもを育てている母のつれづれ日記です。
今日は母にとって、びっくりした出来事がありました。
DVDを毎週借りているユウは、散歩がてらお店に行きDVDを返しました。
そして新たに観たいDVDをいくつかピックアップし、2人でセルフレジに並びました。
私たちの番が来てセルフレジを使おうとした矢先、隣でセルフレジを使っていた方が私たちに声をかけてきたのです。
「DVDについている部品はどうやって取れば良いでしょうか?」
そのお店では普段はDVDがケースに入って、部品で固定されていて開かなくなっており、会計時に自分でその部品を取るのですが、そのやり方がわからなかったようなのです。
私が対応しようと、その方のDVDを手に取り部品を取ろうとすると…。
ユウが「取ります。」と言いながら、自ら目の前で部品を取ってくれたのでした。
声をかけてきた方は、ユウのやったとおりに他のDVDの部品を取って納得され、お礼を言ってくれました。
ユウはニコッと笑い、その後は何もなかったかのように自分の借りるDVDの部品を取り、会計を済ませるべくセルフレジの画面を進めていました。
後から思い出したのか、「ユウくん、ありがとう。」と自分で言っていました。
これは相手の方から「ありがとう。」と言ってもらえた!と私に伝えているのです。
「ユウくん、教えてあげたね。人助けできました。」と話すと、ニコッとしていました。
人の役に立って嬉しい、仕事をしたい、などの思いが育っているようです。
ほんの小さな出来事でしたが、嬉しいひと時でした。
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