【宿題】新たな可能性を拓く人になる方法、などなど

前回の記事で「宿題」を応募させていただいたところ、なんと早速5人以上の方が質問その他色々寄せてくださいました。

そんなこと俺が答えちゃっていいの……?というようなクエスチョンまであって震える思いですが、とても嬉しく思っております。ありがとうございます!

早速ながら、真面目に答えたり答えなかったりしていきたいと思います。


集中できるのは「ラッキー」かも:宿題[1]

ここぞってときに秒で「集中する方法」を教えてください!

初っ端から歯応えあるやついただきました、ありがとうございます。

細かい状況までうかがっていないので憶測ですが、あえて「集中したい!」と言われる真意は、お仕事等の場面で集中する方法を知りたい、ということでしょうか。
僕も前職にいたときは「集中力 続かない」みたいなクソワードでよく検索をかけていましたので、お気持ちはよくわかります……。
ということで、ひとまずはその前提で考えてみたいと思います。

身も蓋もないことを最初に言ってしまうと、集中力が続かなくて困る物事というのは、本当は集中なんかしたくない物事なのだと思うのです。
理由は色々あるでしょう。心の底からは興味がもてないとか、集中してクオリティを高めたり早く終わらせても報われないとか。
「集中すること」の足を引っ張る要因なんて、腐るほどあると思います。
それでも「集中したい!しなきゃ!」と思って頑張る、というのは、そういったネガティブな要因を押しのけてなお集中し、意志の力でパフォーマンスを高めようとするという、きわめて勇壮かつ大胆な行いだと僕は思います。
「集中したい!」と願う時点でえらいんです(からかってないよ!)

現在、転職先で研修の一環としてプログラミングを勉強しているのですが、今までのところ「集中しなきゃ」と思ったことがほぼありません。
それを考えるより先に、勝手に心身が集中し始めてくれるからです。前職では(少なくとも思い出せる限りでは)あり得なかった話です。
プログラミングっておもろいやん!とポジティブに向き合えている(初歩の初歩だからだとは思いますが)のが最たる理由な気がします。
転職して久々に、「集中」するとはどういうことかを思い出せたと言っても過言ではないと思っています。

結局のところ、「集中したくない」と本心のどこかで思ってしまっている物事に集中するというのは、かなり難しいチャレンジなのではないでしょうか。
僕は「無理やり集中する」ことを今や完全に諦めている人間なので、その方法を問われてしまうと答えに窮さざるを得ません。

ただ、「集中可能なポテンシャルのある物事」について、より集中力を高める方法であれば、多少お示しできるかもしれません。
大きく言うと3つくらい挙げられます。


 (1) 自分に張り合いを持たせる

たぶん心理学で言うところの「動機づけ」に当たるだろうと思います。
「集中して頑張れば、その成果として自分の求めるものが得られる」という思考回路を自分の中に埋め込めると、集中力はかなり上がります。
成果として設定すべきものは人それぞれでしょう。お金でも地位でも名誉でも、自己実現でも定時上がりでもなんでもいいです。

ただこの思考は、その成果(報酬、と言ったほうがいいでしょうか)が自分にとって真実味あるものであってこそ初めて意味をもちます。
頑張ったら定時に帰れる!という駆り立て方は、頑張れば本当に定時に帰れる状況でなくては成立しません。
本当はそこまで定時で上がりたいわけでもないんだよなぁ、と心のどこかで思ってしまっている場合も厳しいでしょう。
実現可能で、かつ自分が本当に手に入れたいと望んでいるものを報酬として設定できると、集中する助けにはなります。


(2)余計な思考にメモリを食わせない

先に、現在「集中できない問題」で困ることはほとんどないと書きましたが、それでもどうしても集中できない状態に陥ることは時々あります。
自分の場合、余計な考え事に思考を持っていかれると、まるっきり集中の度合いが下がります。

最近の例で言うと、コロナウイルス関連で大いに考え込んでしまったときがそれでした。
今のような事態をどう受け止めてどのように振る舞うか、一晩そこら考えただけでは答えは出ず、
ぬぐえない不安な心情や、自分のスタンスの定まらなさに対するモヤモヤ感が膨らんでしまって、目の前の仕事が手につかなくなる事態に陥りました。

そこまで大きなことでなくとも、やはり気が散る原因は極力排除したほうがいいと思います。
たとえば、いつも夕方になると晩ご飯の献立を考え始めちゃって仕事に集中できないなぁ、なんて人は、
昼休みにでも先回りして晩ご飯の予定を立ててしまえば、集中したいタイミングに邪魔が入ることを阻止できる、といった具合です。
面倒ごとや悩みごとが気にかかって集中できないなら、いっそそれらを先に全力で片づけて、そのあとゆっくり集中すればいい。
仕事となるとなかなかそうも行かないのもよくわかりますが、本来はそっちのほうがベターだろうになぁとはよく思います。

ちなみに、「集中力を上げるためにデスクを掃除しよう!」みたいなライフハックまがいをよく見かけますが、あれは限度があるでしょう。
どれくらい清潔で整理整頓された環境を求めるか次第ですが、必要以上に掃除したところで、集中力が格段に上がったりはしない気がします。
「集中力続かない!とりあえず掃除だ!」みたいな感じでしょっちゅう掃除している人は、そもそもその仕事なり何なりが、集中できるシロモノかどうか(適性に合っているのか、集中して取り組んだ結果きちんとペイするものなのか)という根本から見直すほうがいいようにも思います。


(3)身体をつくる

(2)と大いに関わると僕は考えているのですが、集中できる身体づくりはきわめて重要だと思います。

といってもそんなに難しいことはなくて、要は睡眠・栄養がきちんと摂れていて、疲労を残していない身体のほうが集中できるよね、という話です。
あとは、姿勢がよほど悪かったりすると、すぐ疲れが溜まって集中どころではなくなるので、なるべく肉体的な負担の少ない姿勢をめざすのも大切でしょう。

逆に言えば、この辺りの要因がクリアできていないと、パフォーマンスは本当に下がります。
肩こり一つでも我慢しながらだと、十全な状態の半分も集中できないと僕は思います。

   *

以上3点挙げてみましたが、(1)〜(3)どれをとっても言えるのは、「ここぞというときに集中するためには、普段から準備をすることが大切」だということです。
ここぞ!というタイミングに万全のコンディションで臨めるよう、準備を怠らずに過ごしていられるかどうかが、いざその時を迎えたときのパフォーマンスの質を決めるように思います。

ということで、宿題のほう提出させていただきます!
少しでもご参考いただければ幸いです。

可能性を拓く人になるために:宿題[2]


つづいての「宿題」です。

春野菜の可能性について

春野菜。

春野菜の可能性。

考えたこともないわ!!!!!!!!!!!

そもそも春野菜のスタンダードな活かし方すら知らない僕です。
思わず「春野菜 特徴」「春野菜 食べ方」「春野菜 種類」とかでググりました。ググったところでピンと来ませんでした。タラの芽とかスーパーの売り場で目に留めたことすらないのよ。

新しい可能性を拓くのは、いつだってスタンダードの髄を知った人間です。
有名な話、ピカソがキュビスムという前衛的な手法にたどりついたのは、「対象をありのままに描く」ことを徹底し続けたからこそです。
次世代のスタンダードとなるアバンギャルドを生み出すのは、現存するスタンダードの本質を知り、いかなる点が乗り越えられるべきかを知っている人間だけではないでしょうか。

スタンダードな春野菜の楽しみ方を知らない僕に、アバンギャルドな春野菜の楽しみ方、略してギャル野菜を、どうして語ることができましょうか。
ギャル野菜の可能性については、栗原はるみさんにでも訊いてください。
ギャルについては、ゆきぽよにでも訊いてください。

ちなみに、このあいだ新たまねぎを使ってハンバーグを作ったら、結構おいしくできました。
普通のたまねぎより匂いがキツくないので、たまねぎ臭さのない仕上がりになるようです。

まじ 宿題 of 宿題:宿題[3]

編曲を勉強してください

だああああああああああわかったよやるよううううううううう

 ※アカペラの編曲(アレンジ)の話です。

大前提として、自分が楽しく歌える見込みがある楽譜しか書く気にならないんですよね……。
テンションノートとか、「嵌めようと思えばきれいに嵌められます」って胸張って言えるくらいのスキルが自分自身に伴ってないうちから使う気にはなかなかなれない。ピッチも鳴りもろくにコントロールできないもの。
書くだけ書いたのにてめえで鳴らせないって一番虚しいし哀しいって思っちゃうんですよね。

何をするにしてもそうなんですよね。
やろうと思えばできるかも、手が届くかも、って思えるタイミングになって初めて身体が動き出すというか。
そんな自分が嫌いじゃないからいいんですけど。

とりあえず、コロナでアカペラも大いなる自粛の時代に突入してるので、家でコツコツと発声練習に取り組んで、ポテンシャルを高めます。

   *

ということで、今回は皆さまからいただいた「宿題」に取り組んでみました!
僕自身としては非常に楽しかったので、今後も細く長く続けていけたらなぁと思います。
何かこれについて書いてほしい、考えてほしいということがあれば、ぜひ下記のフォームからお気軽にご応募ください!


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