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命を吹き込む

録画していた『プロフェッショナル 仕事の流儀』人形操演 山田はるかさんの回を観る。

番組が始まると、見知った顔たちが画面に映し出される。ねほりんぱほりん、シナぷしゅ、コレナンデ商会、がんこちゃん、etc… すべて、山田さんが演じる人形たちで、その幅広さに驚嘆する。おげんさんのネズミもか。

今まで考えた事がなかったが「役に入り込み、身体を駆使して物語を表現する」という点で、人形操演と役者は似ていると思う。ふと、シェイクスピアの「この世は舞台、人はみな役者」という一節が頭を掠める。人形操演は、人形を介して世界と関わる。

山田さんの、人形を通じて様々な想いに触れ、人形を操って人の持つ熱を表現する姿に心を打たれる。命を持たない人形は、山田さんの操演で熱を帯びる。

私は何を介して、世界と関われるのだろうか。何に熱を与えられるだろうか。昔からよく、そんなことを考える。

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