チリ

アニソンでDJをしたりお気持ちブログを書いたりしています

チリ

アニソンでDJをしたりお気持ちブログを書いたりしています

最近の記事

<エッセイ>2023年が終わる

年末だというのにがっつりと体調を崩しまして、2,3日寝込んでしまいました。結果として仕事を納めた感じが全くないまま年末年始の休みに突入してしまい、なんだか締まりのない年の瀬を過ごしています。 さて、少しでも年をきれいに納めたいので、今年の活動やトピックスを振り返る、ということをしてみようかと思います。 2023年の振り返りDJ出演本数:14本 今ざっと数えたところ今年のDJ出演本数は14本でした。去年よりは微増したかな?というところ。ちょっと私生活で色々相次いだこともあ

    • DJ話<DJ始めて丸10年になりました>

      私事ですが、12月でDJを始めて丸10年になりました。 10年前のぼくは社会人1年目。始めてもらったボーナスーーーマジで微々たるものでしたがーーーを全部溶かして、やっすいLet's noteとMIDIコンを購入したのがぼくのDJの始まりです。 正直言うとまさか10年も同じ趣味を続ける日が来るなんて想像もしていませんでした。もっと言うとDJを始める動機は「目立ちたい」「あわよくばイベントとか出たい」「もっとあわよくばモテたい」以外には特になかったように思います(前提として音

      • DJ話<なんか10年やってたみたい>

        表題の通りです。実は去年の12月でDJ10年目に突入していました。こんなに長く続いた趣味は初めてです。ひとえに呼んでくださったり聞いてくださるみなさんのおかげです。ありがたい。 DJを始めたのは社会人1年目の時でした。当時の上司が痛風だったり、アルバイトのリーダー格みたいなやつが死ぬほどぼくのことを嫌いだったりしてそれはそれは精神状態が荒れていたのですが、なけなしの5万円握りしめてパソコンとMIDIコン買いましてね、それでDJしてたの懐かしいなあ。 色んなところに呼んでい

        • <オタク話>終わらない希望を歌う旅-スターリッシュツアーズを観劇しての雑感

          「うたの☆プリンスさまっ♪」劇場版第2弾となる「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ(以下、ST)」が公開されました。色々な理由で映画館に足を運ぶことができていなかったんですが、プリンセス諸氏から遅れること約1ヶ月、ようやく観劇できました。 結論。めちゃくちゃ良かった。ぼくは語彙力を失って涙を流す大男と化し、聖川真斗が出るたびに「ヒッ」と息を漏らす不審者になってしまいました。大画面で見る顔のいい男は健康状態を爆上げする、と強く感じた。肌ツヤ

        <エッセイ>2023年が終わる

        • DJ話<DJ始めて丸10年になりました>

        • DJ話<なんか10年やってたみたい>

        • <オタク話>終わらない希望を歌う旅-スターリッシュツアーズを観劇しての雑感

          エッセイ<31の春>

          5月で31歳になる。 よく母親が「30くらいまではふらふらしててもいいけれど、そこから先はちゃんとしなさい」と言っていた。その期限は過ぎているけれど、未だにちゃんとできたという実感はない。そのことをずっと恥じていた。 ぼくは自分のことを「ダメ人間だ」と認識していた。事実、今のぼくは仕事をしておらず、何かを生み出せるわけでもない、そんな三十路男だ。社会的に見れば十分ダメ人間の烙印を押されてしかるべきだと思う。そんな自罰的感情が、ぼくを常に押しつぶそうと手ぐすね引いて待ってい

          エッセイ<31の春>

          音楽話<星野源が「うちで踊ろう」から「創造」したもの>

          さて、日ごろDJということをしておきながら、振り返ると音楽に関する話をほとんどしていなかったので、1曲に絞って文章を書くという試みをしてみようと思います。今日は2021年2月27日発売の星野源「創造」について。発売から2か月経ってはいますが、この間非常に聞き込んだうえでの初見などを語ります。 失速と停滞の果てに2019年に発表された大傑作「POP VIRUS」が音楽的な完成度においても商業的な面でも大成功を収めて、星野源はおそらく日本の音楽史に名前を残すクリエイターとして認

          音楽話<星野源が「うちで踊ろう」から「創造」したもの>

          エッセイ<2002年からのロングパス>

          4年越しに雪辱を晴らした、デビッド・ベッカムのPK。鬼気迫る表情でゴールマウスに立ち続けたオリバー・カーンが、最後に見せた一瞬のミス。最後までボールを追い続けたから生まれた、鈴木隆行の咆哮。サッカーという競技の持つ熱量を、この国が初めて知ったのが2002年の初夏だった。日本と韓国にW杯が来た、初めての夏である。 当時の日本代表で「中田」と言えば、ほぼ全員が中田英寿のことを指しただろう。しかしぼくは、黙々と攻撃を跳ね返し、糸を引くようなロングフィードを前線に通す中田浩二の、い

          エッセイ<2002年からのロングパス>

          DJ話<DJ活動8年目になりました>

          12月でDJを始めて8年になります。 8年って中途半端な気もするんですが、芸人8年周期説みたいなのもある中で、末端ではあるものの栄枯盛衰だったり事件だったり、色んなものを味わってきたなあ、という気持ちがあります。特に今年はコロナ禍もあり、8年間で一番人前でDJをする機会がなかった1年でした。 嫉妬から、先これはぼくの生き方に共通していることなのですが、基本的にコンプレックスの塊なので、行動のスタートが「見返してやる」から始まることがほとんどです。それはDJにおいてもあまり

          DJ話<DJ活動8年目になりました>

          オタク話<聖川真斗になれなかった神宮寺レンの話>

          ぼくが「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」を見てから約1年。それは唐突にぼくの家にやってきました。 PSPゲーム「うたの☆プリンスさまっ♪」264円也。たまたま家から出てきた100冊強の古本をブックオフに持っていったところ300円になったので、実質無料です。 さて、うたプリについての説明なんていうのは今更も今更でして、ぼくはこちらの登場人物である「聖川真斗」に完璧に落とされるという経験をしています。というわけで、早速聖川真斗ルートをプレイしていくこ

          オタク話<聖川真斗になれなかった神宮寺レンの話>

          DJ話<♯ADMIXX01 公募セットリスト解説>

          久しぶりの投稿になってしまいました。掲題の通り「一番”アド”なMixを決める」と題したMix公募企画「ADMIXX01」に参加させていただきまして。その結果が6月7日に発表になるということで、今回はその前にやりたかった「全曲解説」というやつをやろうと思います。 ADMIXX01とは「ADMIXX01」とは平たく言うと「A-POP楽曲のMixを集める公募企画」というわけで、緊急事態宣言による自粛要請のなかで一つのムーブメントとなった配信・Mix等々の流れを踏まえて非常に注目さ

          DJ話<♯ADMIXX01 公募セットリスト解説>

          アニクラDJ論<「○○繋ぎ」がしたいなら大喜利をやれ>

          ありがたいことに、細々とやってる本noteにもリクエストをいただくようになりまして。 「驚くような曲のつなぎかた」と言われるとハードル爆上がりでゲロ吐きそうになってしまうのですが、とにもかくにも今回は「『繋ぎ』の見つけ方」をテーマに、自分の必殺技とでも言うべき「繋ぎ」を見つける方法を考えていきたいと思います。 「繋ぎ」を構成する2要素基本的に「繋ぎ」には「技術」と「物語」2つの要素がある、とぼくは考えています。

          有料
          100

          アニクラDJ論<「○○繋ぎ」がしたいなら大喜利をやれ>

          DJ論<「アンセム」をとるか「マイナー曲」をとるか>

          先日ぼくのTwitterにて、こんなアンケートをとってみました。 なんとなくDJ論noteの助けになるのかなと思ってやってみたアンケートなのですが、ご覧の通り「知らない曲を聴きたい」という回答が半分以上。「知ってる曲が聴きたい」派はその半分という状況です。これを見て「なるほどねー知らない曲を聴きたいのかーよーしマニアックな曲いっぱいかけちゃうぞー!」とやった結果朝礼で話す校長先生よりフロアを盛り下げてしまう悲しい事故を防ぐためにも、少し分析をしてみることにしましょう。 「

          有料
          100

          DJ論<「アンセム」をとるか「マイナー曲」をとるか>

          エッセイ<君が星こそ悲しけれ>

          16歳のとき、初めてGOING STEADYを聞いた。 「ぼくの歌だ」当時のぼくは16年間の人生の中で恐らく最低の時期を過ごしていた。友達と作ったバンドは解散の憂き目に遭い、もう1つ組んでいたバンドのメンバーとは喧嘩別れして脱退することになった。その時付き合っていた彼女に弱音をぶちまけるなどしていたら解散したバンドのベースと付き合うと言って別れを切り出されることになり、ぼくはしばらく友達の間で笑い者になっていたらしい。とにかく、ぼくは短い人生の最底辺を迎えていた。 16歳

          エッセイ<君が星こそ悲しけれ>

          アニソンDJ論<初心者DJ向け!楽曲管理と手癖の話>

          さて、今回はアニソンDJ論として「楽曲管理と手癖の話」と題しまして、ぼくがどんな感じで楽曲整理を行っていて、それがDJ中のプレイにどう役立っているか、という話をしていこうと思います。大前提として、ぼくが楽曲管理を行っている環境は以下の通り。 楽曲取り込み+管理:iTunesでPCに取り込み⇒外付けHDDにバックアップ DJソフト:TRAKTOR PRO2(状況によってRekordbox) DJプレイ:TRAKTOR KONTROL S2 mk2を使ったPCDJ こんな感じ

          有料
          100

          アニソンDJ論<初心者DJ向け!楽曲管理と手癖の話>

          オタク現場論<「青春取り戻しおじさん」がオタク現場に現れる理由>

          さて、今回はなかなか燃えそうなテーマでオタク現場論を書いてみようかと思います。 「女オタオタ」という言葉がオタクの現場で聞かれるようになって久しいです。ぼくが主にいるアニクラ現場でも(声高ではないものの)そうした存在が揶揄される言葉として「青春を取り戻してるおじさん」のように比喩され、また忌避されています。そこで今回は、そうした存在を「青春取り戻しおじさん」と命名し、どうしてオタク現場で揶揄される存在となっていくのかのメカニズム、そうした存在にいかに対処していくべきなのかを

          オタク現場論<「青春取り戻しおじさん」がオタク現場に現れる理由>

          エッセイ<アイドルになることができなかったぼくへ>

          なんでアイドルが好きなのか?という問いがあります。それに対するぼくの回答はいつだって「彼/彼女たちはヒーローだから」というものです。そしてそれは、いつだってぼくがなりたかった理想像でもありました。 小さい頃から目立ちたがり屋で、なんでもかんでも目立とうと必死になる。そんな子供だったぼくの原点は「あまり褒められなかった」というところにあります。 「ぼくはヒーローになれない」生まれつき視力が弱く、かつコミュニケーションが下手な子供だったぼくを見て両親は「少しでも自分の力で悪い

          エッセイ<アイドルになることができなかったぼくへ>