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ボードゲーム初心者が、ゲームマーケット2021秋に行ってきました

コロナ禍でボードゲームの世界を知った私。先日、いつか自分でも出られたらいいな〜!とひそかに思っている、日本で一番大きなアナログゲームのお祭り、ボードゲームマーケット2021秋に行ってまいりました。

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ゲームマーケット、もといアナログゲームって何?という方も多いと思うので、少しだけ説明を。

いや、説明なんて偉そうに言っていますが、アナログゲームについてちっとも詳しくなく、それどころかゲームについても、つい最近まで自分とは縁遠い娯楽だと思っていた私(人生で初めて買ったゲームは、1年半前に買ったスプラトゥーン2。ポケモン世代なのに何故今。何故今スプラトゥーン2)。

ゲーム=ビデオゲーム、ボードゲーム=大学のとき、理系の子たちが食堂でデュエルしてたあれだな!みたいなふわっとしたイメージしか持っていなかったのですが……。世界って、本当に知らないことであふれていますね。

ゲームマーケットは、“電源を使用しない”アナログゲームのイベントです。

定義はいろいろあると思いますが、上記がゲームマーケット公式サイトによるアナログゲームの説明です。

電源を使用しないゲーム。

子どもの頃、お正月に家族で人生ゲームをするのが我が家の恒例でした。小学生の頃は、ハリーポッターにハマり、友達とチェスを自分たちで勝手に考えた独自ルールで遊んでいました。ほかにも大好きなNetflixのドラマ、「ストレンジャー・シングス」では、主人公たちが夢中になって遊んでいたのも1980年代のボードゲーム。みんな、大学の食堂で繰り広げられていたデュエルと同じ、アナログゲーム。そう思ったら、なんだか一気にゲームと自分との距離が縮まった気がしました。

ゲームマーケットでは、そんな多種多様なジャンルのアナログゲームの販売、頒布、展示やイベントなどが行われています。ボードゲームにカードゲーム、TRPGのシナリオ、マーダーミステリーなど盛りだくさん……と小慣れた感じでつらつら書いておりますが、どんなものかわかっていないジャンルも多く、百聞は一見にしかず、ゲムマ初参戦してきました!


さて。新橋からゆりかもめに揺られてビックサイトに到着です。1日目は入場するまで長蛇の列だったようですが、私が行ったのは2日目の午後だったので、待ち時間0分でゲートまでたどり着きました。

途中、案内スタッフの方たちに「この先、ゲームマーケットですが、お間違いないですか?」と何度か確認を受け、みんなに聞いているんだろうけど、ボードゲームのイベントは初参加のため、無駄にドキドキ。となりでコミティア(コミケの一次創作版みたいなイベント)が同日開催されていたので、間違えて来ちゃう来場者も多いのかもしれませんね。

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青いリストバンドを手首に巻き、いざ入場。

会場は1階の2つのホールを使っていて、意外とコンパクト。試遊せず、ざっと回るだけなら、1時間もあればひと回りできそうな感じでした。

出展ブースは2つのインディーズブースを挟むように、企業ブースがある構成。インディーズブースに行く場合は、必ず企業ブースを通るような順路です。

来場者はパッと見た感じ、全体的に若めでしたが、小さなお子さん連れのファミリーも結構いたりして、ゲーマーでない人も行きやすい雰囲気でした。出展されている方は、やっぱりそれなりにお金がかかると思いますし、私より上の社会人かなという方も多かったです。

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今回はゲームマーケットを体験したい!というのが主な目的だったので、インディーズブースを中心にぶらぶらしてきました。

まずは会場の端にある新作展示に直行。

机4つ分くらいのスペースに、その日会場で売られている新作のゲームすべてが置いてあります。「ヨ29」などとブースの場所も書いてあるので、ここであらかじめ気になったゲームをいくつかチェックしておくことで、実際のブースを回りながら、「さっき見たゲームだ!」ができます。ゲームの箱を開けて中身を見ることもできますし、チラシも置いてあったりするので、効率的な回り方をしたいな〜という方や脚力に自信ない勢の方には、ぜひ初めに行ってみてほしいです!

全体的な感想としては、どのゲームも個人で作っているとは思えないほど、デザインのクオリティが高い!

感想を盛ってるわけじゃなく、本当に高い。お店で売っていてもおかしくないレベルがゴロゴロしてました。プロのデザイナーに依頼しているのか、それともデザイナーさんが製作者なのかな? 同人誌でいうコピー本みたいな、ああいう低コストな感じのはほとんどなかったです。

逆に言うと、クオリティに差がないので、どれを買ったらいいのか迷ってしまう、というのはありました。そこで、直接説明を聞いたり、実際に遊ばせてもらうのがいいんですよね。出展者の方たちも皆さんニコニコしていて、声はかなりかけやすい雰囲気でした(一瞬目が合っただけで、追いかけてきてチラシを渡してくださる強者も 笑)。

ただ、時間がそれほどなかったり、人見知りだったりするとそれも難しいと思うので、そのゲームを通してどんな体験ができるのか、タイトルやパッケージデザインや宣伝文句でわかると強い(?)のかもな〜と思いました。

私が買ってきたのは、キツツキ堂さんの「空飛ぶ寝台列車からの招待状」という謎解きゲームです。

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いやもう、なにこれ……ものすごく可愛くないですか? 見た目も雑貨屋さんに売ってそうで可愛いし、コンポーネント(と言って良いんでしょうか)もいちいち可愛いらしいし、世界観も寝台列車が空飛んで、そっから招待状だよ!?(急に大興奮)

完全にパケ買いしました。忙しくてまだやれてないので、面白いといいな〜!

ゲームマーケットって面白いな〜と思いました。戦略系の武骨な重ゲーから、LOFTで売ってるようなポップなデザインのパーティーゲームから、ファンシー雑貨のレターセットみたいな謎解きゲームまで、自分が好きなものをなんでも作って、売れる。そして、それを買う人がいる。

何より、参加者の方たちがみんな楽しそうだった。本当にアナログゲームが、そしてゲームマーケットが好きなんだろうなって感じがすごく伝わってくるイベントでした。


アナログゲームって、ビデオゲームと違って3次元の実際の質感を伴った物があるから、魅力はゲーム性に限らないのがいいなと改めて思いました。以前、オシャレインテリアにもなる!とクアルトがPOPEYEで紹介されていたり、ウイングスパンという美しい鳥たちがたくさん出てくるゲームは、ゲーム性だけでなくパッケージやコンポーネント、カードなんかでも評価されていますよね。

理系男子がデュエルしてるイメージが塗り替えられました(笑)いろんなジャンルがあり、いろんな魅力のある、アナログゲームって、十分に大人の娯楽たり得るものだと思います。

また行きたいな〜。今度はもっといろいろ買ってみたいです!







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