スーパーカブ ダイソーのケースからフロントケースを[その1]
カブを手に入れてから早々にフロントバッグをつけていた。
もう軽く10年を超えていると思う。
流石にあちこちが傷んでいて表側のベルトなんて切れる直前。
何でも流用できるものは流用する。
ダイソーのケースから作って実用に耐えるか実験開始!
ケース発見・購入
数年前からプラスチック製を考えていた。
VP管を使えば同じような形状のものが作れるんじゃないかとか。
3Dプリンタでプリントアウト出来るデータまで作ったがそれも今ひとつ。
ダイソーでこのケースを見つけ,これならいけるかも。
サイズも程よく,水が入りにくい構造になっている。
ダイソーのケースなので素材がポリプロピレン。
接着も塗装も難しいのだが,そこにチャレンジしたいのもあった。
加工開始
上下分割
丁番部分が弱すぎるし,作業効率も考えて上下分割。
のこぎりで丁番部分を切断。
凹み切断
取っ手部分が凹んでおり,取っ手取付部から水が入るのでそこを切断し,ツライチにしたい。
凹み部の平面の部分だけ使うので立ち上がり部分は切断し,溶接の材料とする。
白くなっているのは塗装のための足付けを少しやっていたため。
熱で溶接
基本的にポリプロピレンは接着剤が効かない。
接着用のプライマーを使いたくもなかったので熱で溶接することに。
そのためのコテ先は購入済み。
しかーし,自分が持っているコテ3本とは径が合わず,違う手段で。
(確認してから買えよってツッコミはなしで)
数十年前にもプラスチックの溶接をやっていたのでそのときに使ったコテ先が残っていた。
真鍮の釘を切断しただけのものだけど。
もちろん,裏側から溶接。
大きめのコテで再度熱で溶接し表側からも切り出した素材で少し盛り,足付けを。
どうしても溶接部分とその他の部分が平面にならず,補強板でカバーすることに。
補強板作成・プリントアウト
ただの板ではつまらないのでヘルメットに貼ったものを加工して装飾を省き,板状にする。
プライマー塗装
ポリプロピレンなので基本的には塗料がのってもすぐに剥がれる。
プライマーで下処理が必要。
補強板を貼ることにしたので溶接跡の軽い処理のみで仕上げはせず。
補強板塗装
ベースとなるゴールドを4方向から吹いて乾燥。
本体塗装
ホイール塗装に使ったつや消し黒を塗った。
缶スプレーを使わず,刷毛跡が残るように塗っている。
とりあえず今回はここまで
出来上がりのイメージは少しつかめた。
この後(予定では)まだまだ作業が待っている。
いつ終わるかわからないのでとりあえずここまで。
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