しりとり俳句(126)
こんにちは。
しりとり俳句のお時間です。
今週は鳥シリーズがありますよ。
こちらの続きからどうぞ。
第126回は、10/14~10/20(2635~2655)全21句
2635 スピーカーの発車メロディ燕去る*
燕去る(仲秋)ち
2636 猿蟹の絵本をめくる小鳥来る*
小鳥来る(仲・晩秋)し
2637 繰るページ終はり近づき海猫帰る*
海猫帰る(仲秋)さ
2638 Lサイズゆるく着こなす秋うらら
秋麗(三秋)ち
2639 蘭の香に誘はれ来たる月の庭
蘭の香(初秋)し
2640 庭先に猫の来てゐる秋の昼
秋の昼(三秋)さ
2641 昼も夜もおなじ店員走り蕎麦
走り蕎麦(晩秋)ち
2642 蕎麦屋より秋服ふたり出でにけり
秋服(三秋)し
2643 手に馴染む万年筆や暮の秋
暮の秋(晩秋)さ
2644 秋雨や盆栽ひとつ元気なし
秋雨(三秋)ち
2645 梨を剥く九九の暗唱ききながら
梨(三秋)し
2646 辛口のお酒の後の玉蜀黍
玉蜀黍(仲秋)さ
2647 腰掛けて時代祭に良き草鞋
時代祭(晩秋)ち
2648 ラジオから懐かしきうた冬支度
冬支度(晩秋)し
2649 沢山の土産話と今年酒
今年酒(晩秋)さ
2650 ケーキ屋のケーキつややか月の秋
月の秋(三秋)ち
2651 秋蝶の影また影の重なりぬ
秋蝶(三秋)し
2652 塗り直す口紅の赤秋時雨
秋時雨(晩秋)さ
2653 クレーンの引き上げてゐる秋日かな
秋日(三秋)ち
2654 きびきびと指示もくもくと松手入
松手入(晩秋)し
2655 淹れたてのスパイスティーと本と月
月(三秋)さ
以上です。
いかがでしたでしょうか。
気になる句などありましたら
教えてくださると励みになります😊
さて、前回、sachiさんが
句集について書いていたので、
私も少し句集について。
最近、思い立ったように
「虚子五句集」上巻を読みました。
ずいぶん前に読んだ下巻の方が
面白い句が多かった気がしますが、
上巻も楽しい句があって、良かったです✨
例えば
太腹の垂れてもの食ふ裸かな
ばばばかと書かれし壁の干菜かな
つづけさまに嚔して威儀くづれけり
俳句って
こんなに気軽に楽しく詠んで良いんだ〜
と改めて思えてきます。
それに引き換え、
最近の自分の句はなんか報告的で、
ん?というのが多いような…
今、作成中の「しりとり俳句 その弍」でも
意味不明な自句が多いと気づきました。
そんな句も読んでくださる
紫乃さんとsachiさん、そして皆さん
ありがとうございます🙏
高浜虚子さんのように分かりやすく、
楽しく気楽に詠みたいものです。
やはり先人からの学びは多いですね。
また時間を見つけて
句集を読もうと思いました。
では、
今週もお立ち寄りくださった方、
ありがとうございます。
また次のしりとり俳句で👋
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