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なっつの記事

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Chill-ding(チャイルディング)のなっつが書いた記事です。
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記事一覧

就学に向けて 〜お名前わかるかな?〜

理学療法士 なっつです。 今回も就学に向けてできるようになると良いことについて書いていきます。 前回の記事はこちら↓ 第二弾は自分の名前についてです。 未就学のお子さんにとって自分の名前は一番よく見るひらがなだと思います。 ひらがなが読めなくても、文字の塊が自分の名前であると分かる子は結構いるのではないでしょうか。 就学にあたり学校側が求めることとして、自分の名前を読み書きできることが挙げられることが多いのですが… 自分の名前が書けるようになるまでの過程には以下の

就学に向けて 〜かっこいいお着替えできるかな?〜

理学療法士 なっつです。 今回から就学に向けてできるようになると良いことについて書いていきます。 第一弾は着替えです。 突然ですが、皆さんの周りにいるお子さんは立って着替えることができますか? 私は仕事で色々な年齢層のお子さんと関わりますが、就学前のお子さんは特にズボンや靴下の着脱において、声かけを受けて指摘されない限り立って着替えることはほとんどしない印象があります。 小学生になってもなお床に座って着替える子もいます。 なぜこのような質問をしたかと言うと、小学校

小児分野の理学療法士を目指して…!

理学療法士 なっつです。 前回、#この仕事を選んだわけについて書きました↓ https://note.com/chillding/n/nbe62c35dc50d 今回は続きとして理学療法士を目指した私が小児分野を選んだわけについて書いていきたいと思います。 理学療法士養成校に入った私は小児の授業を受けていく中で、人の成長の過程ってこんなにいろんなことが起こるんだ!と感じたり、知らない障がいがたくさんあるのだと気付いたり… 授業が毎回興味深かったです。 中でも実際にお子

私が理学療法士になった理由〜小児分野に進んでよかった!〜

理学療法士 なっつです。 今回は私も#この仕事を選んだわけについて書いてみようと思います。 そもそも私が理学療法士という仕事に出会ったのは中学生の頃。 その頃は親戚に理学療法士がいて、従兄が理学療法士を目指していました。 従兄が一生懸命勉強している姿がとても印象的で、どんな仕事なのか一緒に話を聞いているうちにどんどん興味が湧き、高校受験前には理学療法士になると決めて理系に進みました。 理学療法士の養成校に入ってからは解剖学など暗記しなければならないことが多く、理系は

前跳び連続で跳んでみよう!

理学療法士 なっつです。 今回は前跳びの話です。 前回までの縄跳び導入の話も読んでいただけると嬉しいです。 前跳びができない子に縄を渡すと、大体の子は腕を上から振り下ろすように縄を回します。 これで構いません。 自分で回した縄が足の前に来た時にジャンプで跳び越えることを第一目標としましょう。これを繰り返します。 次に2回目の縄を回すよう心掛けます。 初めのうちは1回完結型のようになっていることがあるので、ゆっくりでもいいから連続して行えるようにしていきましょう。

大縄できた!

理学療法士 なっつです。 今回は縄跳びでも大縄(長縄)の話です。 🔽前回の内容とあわせて読んでいただけると嬉しいです。 私は縄跳び練習の導入として大縄を取り入れるのですが、子どもたちには“ヘビさんと遊ぼう”と伝えています。 縄跳びに苦手意識がある子の中には縄を見る、縄跳びと聞くだけで抵抗感を示す子がいます。 ヘビさんが追いかけてくると、はしゃぎながら逃げたり跨いだりしてくれるのです。 これで遊べるようになったら、次はヘビさん(縄)を踏まないように跳び越えてもらいま

縄跳び上手にできるかな?!

理学療法士 なっつです。 今回は縄跳びの話です。 そろそろ縄跳びの時期ですね! 「…え?どういうこと?」 そう思った方、いらっしゃるかも知れませんね。 実は私が住んでいる地域は冬に雪が降るため寒い季節になると体育で縄跳びをするのです。 県外出身の保護者の方から冬に縄跳びをしない地域があると聞いた時にとても驚いたことをよく覚えています。 さて、本題にうつります。 運動指導をしていると縄跳び(前跳び・短縄)が苦手なお子さんに多く出会います。 そんな時まず確認する

子どもの疲れを見守ってみませんか

理学療法士 なっつです。 運動会が終わり、小学生はマラソン大会の練習に移行しています。 秋は運動のイベントが多い季節ですね。 その分、子どもたちは疲れやすい時期です。 いつも出来ていることが出来ない… 思い通りにならなくグズグズしていることが増える… などなど 以前の記事にも載せているので覗いてみてください↓ さて、今回はイベントが終わってからのことです。 先日、運動サーキット活動に参加してくれたAくん。 いつもなら苦手なことでも様子を見てから少しずつ挑戦し

子どもたちと散歩に行ったら…!

理学療法士 なっつです。 先日、仕事で関わっている子どもたちと散歩に行きました。 散歩コースにプチ登山も含まれており、大人でもまだ登るのか…と思うような坂や階段でした。 途中、「まだあるの?」「もう歩けない」「抱っこして」などネガティブな声が聞こえてきましたが、年長さんである子どもたちは最後まで自分の足で歩きました。 ゴールまでの過程で私たち支援者が行ったことがあります。 それは、適宜声掛けをすることです。 子どもたちは初めての散歩コースでいつになったら目的地にた

こうしたら苦手なことが上達する?!

理学療法士 なっつです。 前回、運動会についてストレスを感じてしまうお子さんがいることを書きました(↓)。 今回は運動会を億劫に感じているお子さんと私が療育場面で取り組んでいることについてお話しできればと思います。 運動会が苦手なお子さんは何人も知っていますが、どのお子さんも嫌いだから、嫌だからと毎年避けるわけではありません。 どのお子さんも前年度に比べると参加できる部分が増えたり、落ち着いて参加できたりと何かしらの成長がみられます。 私が関わった中学年のお子さんに

運動会の季節がやってきた!

理学療法士 なっつです。 まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は肌寒くなり秋が訪れようとしています。 最近、運動会という言葉をよく聞くようになりました。 近くの学校では練習の声が聞こえ、訪問先のこども園でも練習が始まっています。 そんな中、昨年に引き続きコロナ禍での開催は例年よりも短縮されたり、保護者が思うように見に行けなかったりと色々な課題があります。 それだけでも子どもたちにはストレスがかかりそうですが、発達に課題を抱える子どもたちの中には運動会そのものをストレスに

姿勢崩れを防ごう!

理学療法士 なっつです。 以前、姿勢に関する記事を書いたのですが、仕事で年長さんの集団活動に参加した際に行ったアプローチが姿勢崩れの軽減につながった例を踏まえて、今回は姿勢に関することを書きたいと思います。 以前の記事はこちら↓ さて、本題です。 今回、私が参加した集団活動では、ひらがなの書字獲得に向けて運筆プリント等を行なっていました。 そこにいたある子は椅子に座っているものの、大きく体を横に傾け(側屈)机に突っ伏すように座っていました。 指摘されると姿勢を正し

ジャンケンに負けると悔しい?

理学療法士 なっつです。 今回は発達面のお話です。 先日、集団の中にジャンケンが分からない子がいるという話が話題になりました。 ジャンケン、いつぐらいからできるようになりましたか? 5歳くらい… 年長さんになるとジャンケンの勝ち負けが分かっている前提で活動が進んでいく印象があります。 私は、ジャンケンには以下の3つの大きなポイントがあると考えています。 *ルールの理解 *勝ち負けの理解 *負けることの経験、受け入れ 3つ目が大きな課題となるお子さんをよく目に

水遊びをしよう!

理学療法士 なっつです。 夏休みに入り、海やプールに行ったという話を聞くようになりました。 私も職場で子どもたちとプール遊びをしました。 猛暑日が続きますが、子どもたちの笑顔はキラキラしていてとても楽しそうです! 一方でプールは苦手というお子さんもいらっしゃいます。 潜るのが苦手な子、水自体が嫌いな子… 理由は様々ですが、そんな時私はお家のお風呂での水遊び(入浴時などお湯でも可)をオススメします。 お腹くらいの位置まで水を張り、沈むおもちゃを入れておきます。