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やっぱり海が好き

こんな田舎嫌だーって上京した18歳。進学なんて建前で、親から離れたい一心だった。あれから35年たってやっと戻れるというか心から帰りたいと思う、生まれ育った海に。

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何もかも投げ捨てて、後先考えず帰る事が出来るなら、疾うの昔に帰ってる。でももう自分に素直になろう。人は関係ない。思いっ切り残りの人生は好きな場所で好きな事をやるぞ。

今月54歳になる親父が今更何言ってるんだって声が聞こえてこようが、そんなの関係ねぇ~

こんな父親に育てられながらも、娘はすくすく育ってくれている。思春期真っ盛りで、時々宇宙人にも見えてしまうが、機嫌が良い時は天使だ。

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その笑顔に何度助けられたか分らない。苦しんだことの方が圧倒的に多いと思うが、笑顔一つで過去の苦しさが吹っ飛ぶから不思議だ。

こんな可愛い子供を親に見せたかったが、残念ながら母は30年前に、父は27年前に他界。父には何とか長男は見せる事が出来た。28年前の松前城での花見。息子はまだ1歳。記憶にはないはず。

その松前から当時住んでいた札幌への帰路の途中に父が用を足したいと言い出したが、GW中で大渋滞。見知らぬ北海道の田舎道でやっとたどり着いたセイコーマート。その時はただ用を足しに、そしておやつや飲み物を買った位の事だったおもうが、なんとその地に10年後住む事になろうとは。

住むまで気が付かなかったけど、いつもそのセイコーマートを見るたびに入るたびに、なんかもやもやしていて、それを思い出した時から、そこを通ると父を思い出し、車内での会話を思い出した。

これから瀬戸内に戻ると沢山父や母の事を思い出すだろう。楽しみだ。あれだけ鬱陶しかった両親だが、なぜか今は良い思い出しか浮かんでこない。余り褒められた事は無いけど、その数少ない言葉のおかげで今まで生きてこれて、子育て出来ているとつくづく感じる。

親父、おふくろありがとうございます。




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