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3度目の菜食妊婦のススメ〜妊婦編〜

菜食育アドバイザーののりです。完全最食生活を始めてから3回目の菜食妊婦生活をしばらく送っています。以前の妊娠・出産で感じたことも含めて、3回に分けて菜食妊婦についてお届けしてます。(前の時期はこちら
今日は妊娠生活について紹介できればと思います!


つわり対策など

前回も紹介しましたが、妊娠期に食べてはいけないものは全て動物性なんです。私のような大雑把な性格にはこのくらいがちょうどいい。それから妊娠初期といえば「つわり」。こればっかりは人それぞれですが、そういえばつわりの原因が昨年末科学の力でやっと突き詰められましたね。

ケンブリッジ大学によると、母体の胎盤に多く含まれているあるホルモン(成長分化因子15 またはGDF 15)がつわり特有の吐き気や気持ち悪さを担っているそうだ。

ただ、まだこの発見は研究の初期段階。ホルモン注射での治療以外に関して、私たちが生活の中でできる工夫についてはまだ明らかになっていない。ちょっと悲しいですね。生姜をかじるしかないものでしょうかね。

さてさて、3回の菜食妊娠生活を経験した私の悪阻に関する個人的な感想としては:

・酸化した油を受け付けなくなった(非加熱でも酸化しているとアウト)
・ニンニクをはじめとするほとんどの五葷がアウトになった
・お肉や魚の匂いが強烈に感じるようになった
・砂糖、カカオ、コーヒー、ナッツ、全粒粉系が全てアウト

でした。菜食育の観点からするとぼんやりだが共通点があるように思います:

消化に悪いものや、体に刺激や毒素になりうるものが全面的にアウト

もちろん、人それぞれなので、これはあくまでも私の経験です。結果的に自然と和菜食中心の生活に落ち着いたのです。

体重管理

妊娠中の体重管理といえば「増えすぎ」で悩む人が圧倒的に多いのではないでしょうか。私の周りも多い人で18㌔ほど妊娠前の体重から増加した人がいます。

確かに、産後育児をしていると徐々に増えた体重は落ちます。
が、妊娠中の急激な体重増加は胎児にも母体にも影響があるので、後で減るからと言って一切気にしないわけにはいきません。

軽いものもありますが、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、厄介な症状や病気もリスクの中にありますね。

余談ですが「脂肪が産道につきすぎて難産になる」というリスクを私はよく目にしますが、これに関しては、それっぽいことを立正する論文や研究が見つからなかったので、私は個人的にリスクとして考えていませんでした(笑)

さて、私は菜食妊娠を3回経験して思うことは「体重が増えない」ことでしょうか(笑)

もちろん、体質もあると思いますし、菜食でも体重が増えるのを気にかけてた方も何人か知っています。

ただ、和菜食中心の食生活をしていると、どうしても太る要因となるものを摂らない生活になりがちです。(しかも自然と)。

しっかり咀嚼をして、腹八分目で、体を冷やすものを控え、季節のものを中心に食べていると、太る余地があまりありません

気が向いたら(ヴィーガンの)インスタントラーメンも食べたし、外食をしてガッツリヴィーガンハンバーガーを食べることも適度にしてました。

が、日々の生活が和菜食だと、私の場合は、カロリーが少なすぎる日が多かった印象です。しかも腹持ちいいので空腹感もあまり沸かず。
対策として運動を増やして、こまめに少量の果物や間食を増やしてました。

最終的には、胎児の生育が順調なら、自分の体重増加(のしなさ)は気にしないことにしました(笑)
(もちろん悩んだこともありましたが)

今は3人目を妊娠中なので結末がわかりませんが、1回目と2回目はいずれも+7㌔で高止まり。出産した日に産前の体重を下回りました。

便秘知らず

よく妊娠するとZexyママとかのメールで「便秘に悩む方へ」など、妊娠初期の頃から始まる症状として便秘を目にします。

はい、便秘も無縁でした

出産当日まで写真で自慢したくなるほどの傑作が毎日するするっと出ておりました(笑)
菜食だと野菜や植物が中心なので、食物繊維が豊富なのはもちろんですが、悪玉菌の原因となるお肉が無い(または少ない)生活なので、腸内環境は良い方だと思います。

妊娠ホルモンで消化器官の動きが遅くなるのは確かですが、それ以上に腸が元気であれば、なんてことはありません。というのが私の結論。

手足がポカポカすぎて常に素足

3回とも出産予定日が夏となった私。妊娠後期に、病院の待合室であることに気づき驚きました。

私以外みんな靴下履いてる!(見下ろすと、私は素足でビーサン)

しかも助産師さんの検診で、足を触ってむくみを確認してくれるどう下がるんですが、毎回:

足、ポカポカですねぇ

と褒められました。繰り返しますが素足にビーサン。ワンピースにレギンスも腹巻きもなしです。

菜食なので体を冷やす乳製品を摂っていないものありますが、これに関しては、私の場合は「運動」が原因だったのではないかなと振り返って思います。
なぜなら、(体を冷やす)コーヒーは毎日飲んでいたし、体が暑いので旬の夏野菜も積極的に食べていました。冷房も適度にお世話になっていました。
要は、特に「体を温める」ことに注力をしていなかったですが、常に末端までポカポカ。

毎日最低でも20ー30分は歩いていたし、泳いだり、ヨガをしたり。
つわりが軽く、便秘もなく、体が軽く感じると運動も気軽に取り入れやすいのです。

とは言えデメリットも

ここまで書くと菜食妊婦にはメリットしか無さそうですが、いくつかデメリットはありました。

・空腹になるとつわりを感じたので、外出時におやつを持たずに出ると、咄嗟に食べられるものが見つからなくて苦しい(菜食OKのおやつはなかなかどこにも売っている世の中ではない)
・匂いに敏感になり、前にも増して動物性の匂いがNGに。飲食店を通るのが苦行
・私の場合だけかもしれないが体重が7キロ以上増えず、産後の体力がきつかった(完全母乳だったので尚更)

とは言え、メリットを見ていただいてお察しいただけると思いますが、おおかた申し分のない妊婦生活だったと思います。

最後にいつも私が促す注意喚起ですが、どれほどのこの記事の内容を気に入っていただけたからと言って、今まで菜食やヴィーガンではなかった方がいきなり妊娠してから食生活を切り替えるのはお勧めしません

これからの方、妊娠はわかった方、いずれも体質改善コーチングなどをうまく利用して自分に合った食生活とペースで徐々に移行するのをご検討ください!

さて、次回は産後編をお届けします。

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About 筆者:ゆるっと菜食育ラジオ | Chill Plant-Based Radio |
菜食生活8年目の2児の母がお届けする厳格なようでゆるい菜食生活、食育、子育て、など。 情報は主に音声でお届け。概要とまとめだけnoteで配信。 定期配信は月に2回(第1第3木曜日)。
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