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3度目の菜食妊婦のススメ〜妊活編〜

菜食育アドバイザーののりです。私ごとですが、この度3人目を授かりました!完全最食生活を始めてから3回目の菜食妊婦生活をしばらく送ることになります。以前の妊娠・出産で感じたことも含めて、今日から3回に分けて菜食妊婦についてお届けします。


妊娠を助けるもの、妨げるもの

アメリカの、レビューがなされた論文で2022年10月に出されたものによると「体内炎症を減らす食生活に切り替えることは妊娠の助けになる可能性が高い」という結論が出てている。具体的には:

  1. (自然)妊娠率が上がった

  2. 不妊治療の成功率が上がった

  3. 男性側の精子の質が上がった

では、この「体内炎症を減らす食生活」とは何か?この論文では「地中海の料理」という言葉が使われています。それは以下のような食生活:

  • オリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸を摂取し、

  • オメガ3の脂質を摂取し、

  • ポリフェノールやイソフラボンなどのフラボノイドを摂取し、

  • 赤みのお肉や精製食品・精製肉を避ける

フムス、ファラフェル、ババガヌーシュ(焼きナスのディップ)など食べたことあれば連想できると思いますが、地中海料理って日本の菜食に近いところが多く、海外では「ほぼプラントベース食」なんて言われたりしています。卵や乳製品の割合もそれほど多くはありません。

この論文と、地中海料理と和菜食の類似から、私は「菜食生活は妊娠力が上がる」という感想を抱いています。そして、実体験が3回もあります。我が家は夫も完全菜食ですが、3回とも夫婦が実際に口にした感想が:

うそ、もうできたん?!

でした(笑)
ご参考までに、私が妊娠した年齢は31歳、33歳、35歳で、決してピチピチ20代ではありませんでした。もちろん個人差や体質はあると思いますが、私はこの年齢でのスピード妊娠は菜食のおかげだと思っています

妊娠発覚前の胎児の栄養や母体の状態

ご存知の方が多いとは思いますが、妊娠って受精卵が着床しても、数日しないと自宅でできる妊娠検査薬では察知できないものですよね。
なので、自覚症状がない人もいれば、待ち望んでいるのでソワソワする方も多い時期がと思います。

ただ、この時期は既に結構大事。
着床後、早速赤ちゃんは脳神経系から育成を始めます(ママが妊娠の自覚をしていなくても)。これを知ってて葉酸サプリを「妊活」開始から毎日飲む方も多いと思います。
妊娠前から妊娠12週までは毎日最低でも400-600mgの葉酸の摂取が推奨されています。だいたい葉酸サプリもその量に合わせて作られていますね。

さて、葉酸が多く含まれている食材を見てみると:

  1. 豆類:特にレンズ豆。1カップのレンズ豆には358mgの葉酸が含まれています。

  2. アスパラガスやほうれん草などの葉野菜:50g(一束ほど)で80-130mgの葉酸が摂れます。

  3. ビーツ:1カップほどのビーツで148mgの葉酸を摂取できます。

他にもお野菜中心に葉酸を多く含む食材はたくさんあります。菜食であれば、毎日400mgの葉酸摂取は余裕で超えていますね

注意したいのは、ハーバード大学によると葉酸の吸収率はサプリ経由(85%)か、食べ物経由(50%)で差があるので、食べ物だけで葉酸を賄うなら多めに摂る必要があるというところですが、私の普段の食生活をざっくり計算しても1,000mg近くは日頃から葉酸を摂っている計算になりました。

お肉の代わりに豆類、そしてお野菜を中心に摂っている菜食だと、自覚せずに妊娠していた際もあまり焦ることありませんでした(という個人的なメリット)。

妊娠時に避けるべき食材は全て動物性

最後に、大雑把な私が大変メリットを感じたこと。
それは、妊婦にNGな食べ物に植物性食品が入っていないことです。

ストレス無く、制限なく、今までと同じ食生活をエンジョイできるわけです(笑)

妊婦が食べてはいけないとされている食品リスト:

  • 無殺菌の乳製品やそれを使ったチーズ

  • カビチーズ(カマンベールやブリーなど)

  • ハム、ソーセージなどの塩漬け肉

  • 生肉やレア焼きのお肉

  • ジビエ

  • 生卵

  • 水銀が含まれる恐れのある魚(マグロなど)

  • 生牡蠣

覚えるのめんどくさいですよ、私は(笑)
ちなみに、2016年に菜食になる前は、ジビエ、生肉、生卵以外は普通に食べていたので、このリストに乗っているものは特段「変」な食材ではない感覚がまだ残っています。普通に生活していたら食べるようなものばかりだと思います。

だからか、余計に覚えて避けるのが面倒だな、という印象を持っています。(多分ここまで大雑把なのは私だけ?!)

メリットしか感じなかった

これはあくまでも本当に個人的な感想ですが、私は妊活から妊娠初期で菜食妊婦としてメリットしか感じませんでした。

サプリや医療機関の助けが必要な場合はあると思うし、それはそれで早めに行動するのが良いと考える方ですが、その前に(あるいはそれと同時に?)夫婦で食生活ものぞいてみて、今の体質を少しでも変えられないかなと判断するのも一つの手ではないでしょうか

完全に菜食にしなくても、上記のようなメリットは十分感じられると思います。また、ゼロから菜食について知るのが大変な場合は体質改善アドバイザーが数多く活動しているので、2週間で食生活を見つめ直すのも手軽な方法だと思いますよ!

一人でも多くの方にスルッと、低ストレスな妊活を送っていただきたく。
次回は妊婦生活編としてお届けします!

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About 筆者:ゆるっと菜食育ラジオ | Chill Plant-Based Radio |
菜食生活8年目の2児の母がお届けする厳格なようでゆるい菜食生活、食育、子育て、など。 情報は主に音声でお届け。概要とまとめだけnoteで配信。 定期配信は月に2回(第1第3木曜日)。
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