授業の振り返り、主に反省
『みんなの日本語』第39課:「(原因・理由)て、ので」
基本的にパワーポイントを使ってやっている授業を紙に置き換えた。
今回は19人来たので、各2枚で計38枚。
実際にやってみると紙の無駄を実感する。
しかし、単にやってみたかったので、やることにした。
授業の手順としては、
① 漢字
② 第39課の例文を短い文章から考えて書いてもらう。
③ 聴解練習
1つ目は前の文を聞いて後ろの文を選ぶ。
2つ目は文に使われている「て」が原因理由のものであるかを聞くもの。
④ 会話練習
これは教科書にある練習Cを多少変えたものであるが、「て」を使った言い方は難しいというか、理解できていないようで、「大学へ行って、(行けない)」や「勉強して、(行けない)」などの言い方が多かった。「て」を使えば理由の意味を表せることができると理解している学生がほとんどだったようだ。しかし、「て」のみで理由を表すということではなく、前後の文脈によって、「原因・理由」の意味に解釈できるという文型なので、そこの提示、確認が必要であったと思う。
そのような理由から私はこの会話を今まで避けて、いつも作文練習をしていた。こちらだと割と誤用が少なるためである。正直やりながら失敗したと思った。どうして「大学へ行って、(行けない)」、「勉強して、(行けない)」 のような言い方がダメなのかを答えられるようにしておかないといけない。今回は質問もなかったので、文脈に会う言い方を紹介するだけであった。
「ので」の練習は、これは使い方を3つ紹介して板書したものを記入するようにしたが、教室がうるさくて、書いている学生は2、3人程度だった。もはや手に負えない状況だった。それから聴解(『わくわく文法リスニング』)、ワーク、最後にまた聴解をして終了した。時間があれば会話をやる予定だったが、それは次回に。
授業の内容を改善することはもちろんだが、クラス運営という点も考えないといけなかったと、今になって反省している。本音を言えばある段階で諦めていたし、億劫であった。こんなことは思っていてもいうべきではないだろうが、言わずにはいられない。はじめは静かなクラスであったが、どうしてこうなったのか。残り3回の授業ではその点も意識して臨もう。
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