彼女、イヤホン捨てたってよ

どうも「霧島、部活やめるってよ」構文が大好きな小島です。

先日友人二人とリモート夜会をした。三人ともパソコンで話していたのだが、そのうち一名のパソコンが、どうやらスピーカーからの音をマイクで拾っているらしく、こちらからすると、自分ともう一人の声が木霊するようになってしまっていた。

そういうことはリモート会ではよくあることで「イヤホンないの?」と聞いてみた。すると彼女は

「ああ~、この間捨てたんだよね~」

と言った。最近はワイヤレスイヤホンが広がり、スマホにはイヤホンジャックはない。だったらワイヤレスイヤホンを買ってしまえば、有線イヤホンはもういらないということだ。

わかる……その論理はものすごくよくわかる……。しかし、そうか、片付けができる人というのは

そこでいらなくなった有線イヤホンを捨てられる人なのだ。

私は捨てられない。もう使わないとわかっていても、まだ使えるものはなかなか捨てられない。典型的な片付けられない人だ。

私は未だに2009年型のApple純正イヤホンを持っている。今使うと、音がずいぶん遠くで鳴っているように聞こえる。最近980円で買ったイヤホンですら、この2009年型よりよっぽど音質が高い。

なのに未だに捨てられない!

イヤホンは、うっかりなくしてしまう物ランキングの上位に入る代物だ。私もよくイヤホンをなくしていた。だから、たとえ音質が悪いと思っていても、いざなくした時のためにつなぎとして使うために取っておいた方がいいのではないかと思ってしまう。

しかし違う。片付けられる人は、そもそも物をなくさない。だから、なくした時のために取っておこうなんて発想にはならない。なんてこった。

個人的に音楽を聴く分には、ワイヤレスイヤホンで何も問題はない。しかし、映像付きのリモートや、動画を観るとなると映像と音声がズレることがある。そういう時にはまだ有線イヤホンが必要だと思う。

また、パソコンの規格であったり、ワイヤレスイヤホンの種類によってはパソコンで使えないものもある。だから、片付けられる人も片付けられない人も、まだ有線イヤホンは捨てないことをオススメする。

一方で、2009年型はさすがにもう、捨ててしまってもいいのかもしれない。

いただいたサポートは作品創りの資金に使わせていただきます!