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空き家を使って遊ぶ


新しいお店がオープンした。
新しい体育館ができた。
学校が新校舎になった。
新しい道ができた。

子供の頃から、新しいお店などができる時にワクワクしていた。
いつの頃からか、新しいお店ができるより、お店が閉まっていくことが多くなった。
田舎の国道沿いのテナントは、3度ぐらいテナントが変わって、トラック運送の事務所などになったものも多い。
ここにコンビニができた時は、ワクワクして入ってみたのに。

駅前商店街は、テナントすら入っていない。
中に老夫婦やお婆さんが住んでいる家だったり、空き家だったり。
いわゆるシャッター街というものだ。
かろうじて、居酒屋だったり、塾だったり、学童だったり、マッサージ屋さんなどで使われていればいい方で、そのほとんどは倉庫など空き家になっている。

新しいお店が建築される。その店が閉店しても、他のお店ができる。そんな時代はとうの昔に終わっている。
今は、更地にすると固定資産税が5倍になるから、空き家で置いてかれている建物が多い。

これからは、固定資産税の仕組みが変わらないとしたら、その空き家をどうやって楽しもうかという提案力が世の中を良くするのじゃないだろうか。

例えば、ビリヤードハウス。
10人のサークルで、空き家住宅を100万円で買ったり、月1万円で賃貸したりしてビリヤードハウスにする。
グループラインで予約をコントロールして、不定期にオフ会などもそこでやる。そのまま泊まることもできる。
かなり贅沢な使い方だが、お店でやるのとは違う、ビリヤードとも、友達たちとももっと深い付き合いができるだろう。

例えば、終バスがわりの簡易宿泊シェアハウス。
同じ地区の同級生など友達で、よく飲みにいく街の空き家を手に入れる。
布団や、2段ベッドなどを用意して、飲みすぎて終バスを逃した時に泊まっていく。
たまには、家族でとまってみる。
近くの飲みにいく街にある、ドミトリーみたいなものだ。
うまく運用すれば、あそこのリビングに行けば誰かと話せるといった社交の場にもなるだろう。

例えば、みんなでクラフトショップハウス。
趣味で、手芸、アクセサリーづくり、レザークラフトなどをやっている人たち20人が集まり、自分だけでは開けないお店をもつ。
登板交代で店番をして、みんなの作品を並べておく。
お互いが刺激にもなって、また制作意欲にもつながる。
オフ会や、そのまま泊まるのもありだし、週末にイベントを仕掛けるのもいい。

例えば、プライベート貸切フィットネスハウス。
予約制で、彼女と2人でフィットネスしたり、刺青が入っている人たちが利用する。
すでにグループラインのメンバーをもっているグループなどのサービスの一環で始められそうだ。
グループのみんなが求めている最大公約数がフィットネスじゃなかった時は別のものでもいいだろう。

例えば、バンド小屋。
防音リノベをし、いつでも使えるバンド練習所にする。
大学サークルの部室の乗りだ。

空き家を安く手に入れ、
コンセプトにあったリノベーションをし、
グループで
ラインで予約しながら使う。

そんなふうに全国の空き家を使ったら、面白くなりそうだ。


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