社会人1年目のはなし

新卒で入社した会社を、1年で退職しました。

自己紹介を兼ねて、私の社会人1年目の時のことを書いてみようと思います。


1年を振り返る

4月
・晴れて21卒としてBtoB事業を手掛けるベンチャーに入社。
・新規事業の営業職として配属される。

5月
・テレアポの嵐、数字目標を達成できないと毎日反省文書かされる。
・新規事業の営業に加え企画・広報も任せてもらうが、要領が悪いのでなかなかうまくこなせない。

6月
・ついにパンク。優秀な同期をよそに、私はなぜできないのか毎日上司に詰められる。
・夜中に何度も目が覚めて寝られない日が増える。

7月
・残業が一気に増えて22時帰宅がザラになる。
・出社前、帰宅後、土日祝日、泣いてばかりの日が増える。

8月
・さすがに心と体がおかしいと思い心療内科を受診し、「うつ症状を伴う不眠症」と診断を受ける。
・睡眠薬を飲みながら生活する。

9月
・診断書のおかげで、比較的落ち着いた部署に異動させてもらう(営業ではある)。

10月
・睡眠薬がやっと効き始め、ちゃんと寝られる日が増える。

11月
・知人にも会えるようになり、徐々に元気になる。
・自分の本当にやりたかったことについて、もう一度考える時間を持つ。

12月
・自分の夢のために、いろいろな人に話を聞きに行く。
・福祉の資格を取るために、スクールに通い始める。
・上司に、年度末で退職しようと思っていることを伝える。

1月
・睡眠薬がなくても眠れるようになる(半年~1年はかかると言われていたので奇跡的な回復)。
・とっっても素敵な法人を見つける、ここで働きたいと思うようになる。

2月
・自分の夢に近いことをしている法人・事業所に見学に行く。
・スクールを卒業し、福祉の資格をひとつ習得する。
・正式に年度末で職場を退職することが決まる。

3月
・働きたいと思っていた法人から内定をもらう。
・退職する。


こう振り返ると、いろいろ詰め込まれた濃くて怒涛の一年。
けれど一度大きくしゃがみ込んだ分、たくさんの人に支えられてなんとかジャンプできるかもしれないところまで来た感覚はある。
ひとつひとつの出会いに本当に感謝だし、気にかけて心配してくれている人みんなに心から感謝の言葉を伝えたい。


なぜ私は転職をしたのか


① BtoBという事業形態が自分の性に合わなかったから
② 営業職が自分の性に合わなかったから
③ やりたいことが明確になって、それが今いる環境ではできないと思ったから

正直③が一番大きい、というか結局これが根本的な理由なのかも。


辞めたいピークは7月ごろで、この頃に退職代行使って辞めることも真剣に考えたけど、家族とお医者さんとちゃんと話して、「体が落ち着くまではゆるゆる働いてまずは回復を待つ」という戦法を取った。だからこそ、ちゃんと自分のやりたいことに向き合えて、人生の早い段階でやりたいことに気付けて、自分のキャリア見つめる時間を持てた。今となってはもはや必要な時間だったのかも、とさえ思う。

人にはそれぞれ違った強みがあって、その強みの生かし方は何通りかあるけれどみんなに違っていて、仕事には合う合わないがあることを知った。だからこそ、人は、社会は、それぞれ補い合いながら、支え合いながら生きているんだと思う。
スーパーマンになんてならなくて良いから、ただ目の前の大切な人や、愛する人を、幸せにできるような人間になりたいなと思う。


今後は、わたしの夢である「みんなの居場所」を作るべく、とある社会福祉法人で修行を積みつつ準備をしていく予定。

自分の将来がこんなに楽しみになるときが来るなんて、数か月前は想像してなかったな。


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