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思い出に負けないような日が来るまで生きる

2月17日

朝起きて1杯のプロテイン。
所用で車で東京方面へ。恥ずかしいが金色が輝くペーパードライバーであるため勿論助手席である。運転手には毎度感謝が尽きない。特に首都高を運転できる人は本当に尊敬している。あんなに車通りが多い道を運転しながらナビを要所要所で確認し、的確なルートに車線変更。ものすごいマルチタスクだ。しかもナビを見るのも一瞬じゃないか。その一瞬で理解できるのがすごい。私が首都高を運転するのはまだまだ先になりそうだ。

夕方から新宿へ。
2週連続でのZepp Shinjuku。先週はPK Shampooを観て、今週は時速36kmを観た。CLUB251で初めて観た時速がZeppをソールドアウトさせていることがもう嬉しくて仕方なかった。

圧倒的なライブ。個人的に聴きたかった銀河鉄道の夜明け~スーパースター。疾走感、仲川慎之介の歌声と刺さる歌詞。フロアに広がるシンガロング。陳腐な表現かもしれないけれど愛を感じるライブだった。それにはきっと私の後ろにいた人たちがマジで好きなんだろうなって感じで楽しそうにコーラス部分を歌っていたのが後押ししているだろう。

MCで「自分たちだけが良ければそれで良かったバンド。それがみんなに聴いてもらえるようになって自分たちだけのものじゃなくなって、そこには責任も生まれてくる」といったような内容が個人的に心に残っている。
と言いながらうろ覚えで間違っていたらすみません。

人間誰しも自分が一番可愛くて、私も例に漏れずその中の1人で。自分のご機嫌取りだけしていればよかった幼少時代から徐々に世界が広がっていって関わる人も増えていった。それは友人だったり先輩だったり、時に好きな人だったり。自分と関わってくれる人にはそれなりに応えたい。
自分のことだけじゃなくて相手のことも考えてあげる責任みたいなのが私の中で芽生えてきたのと同じ感じなのかなぁ と思いながらMCを聴いていた。仲川慎之介は「どんな自分も肯定してあげたい」とも言っていて、そりゃ私だって時に偽善者とか言われたり、いつでも人に優しく出来るような人間ではなくて、そんな自分に嫌悪する日もあるけれどそこも含めて私なのよね。自分をうまく肯定しながら乗りこなしながら生活をしていきたい。

もう真理じゃんね。

優しくないのに誰かを愛して
そりゃ上手いこといかんよな
人と人だ  難しいから そりゃわかるけれど
嘘ばっかりじゃあ息苦しくて、
ならどうしろって言うんだよ
何一つわからないまま
それでいいやって思えてしまったらな

銀河鉄道の夜明け / 時速36km


だいぶ自分語りをしてしまったけれど、曲もさることながらMCが本当に良かった。前述のことを言えるような人だから優しい歌詞が書けるのかなぁなんて耽ってみたりした帰り道。1番聴きたかった動物的な暮らしも聴けたので大大満足でした。日本武道館に行けるようなバンドになってほしいな。
帰宅しても次の日になってもしばらくTwitterには時速のライブのツイートばかりが流れてきて幸せでした。


気取って見えるかい けど必死で立ってるんだぜ



2月18日

打って変わってこの日はオードリーのオールナイトニッポンのライブを観に東京ドームへ。東京ドームってやばくない!!?
アーティストのライブで東京ドームでも凄いけれど芸人で!?!しかも吉本外のコンビがラジオイベントで??!若林が不安になるほどのキャパだったが、その席は見事なまで埋まっており、ライブビューイングでも配信でもたくさんの人が観ていて合計16万人だったそうな…
ものすごいラジオモンスターだよ本当に…

いつか金スマでオードリーが出ていた時のを結構覚えていて、最近ではだが、情熱はあるでもナイスミドル時代からの過去が世間に知れ渡った。久しぶりにドラマも観て、今までのラジオも聴いていたのでオードリーが東京ドームで最後に2人で漫才をしているときに少しうるっと来てしまった。自意識過剰が故にスタバでベンティを頼めなかった男が東京ドームに立っているという事実がリトルトゥース達に勇気を与えていたと思う。

私も重度の自意識過剰人間なので若林のエッセイにはかなり共感した。
その本を読んだ時からもう若林の虜だったのだ。大学時代から寝るときにはオードリーのANNを流しながら寝落ちするのが日常でいつも身近だったもの、1人でしか楽しめなかったラジオ。今の会社ではリトルトゥースがいてラジオ内容を共有できる喜びを嚙み締めた。そしてこの日は5万を超える人達が1個の場所に集まっている。それぞれの思い出とか好きなエピソード、そしてこれからを皆持ち寄って。それを想うだけでまたうるっとなってしまった、もう歳じゃん。。

この日に立ち会えて本当に良かった。腹がちぎれるほど笑った。前述の時速じゃないけどこっちもかなりの愛が詰まったライブだった。
関わってきた人達が合間合間に登場したり、事務所の芸人たちが集まって観ていたり。

LIGHTHOUSEも観なきゃいけないしエッセイももう1週読み返そう。
「何年後になるかわからないですけど、お互いトゥースだったらまたやろうよ」という若林の言葉に希望を抱いてまた土曜夜を楽しみにするのだ。

意味のない夜って贅沢だ。


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