心の衣替えにはある程度のストレスが必要

大きなイベントが無くても世間に合わせるように何かと忙しい3月。日記をつけないと日常的で普遍的、人並みでありきたりな人生はするすると、ビルの間を強く吹く風のように通り抜ける。今年も花粉症にならなくて良かったと安堵しても慢性的な鼻炎でそこまで変わらなかったり。

気持ちが張り詰めていた昨年のこの時期から一変、近頃は沸々と燃えていた当時の何かは生温くなり、常温の水のようになってしまった。端的に言えば、怠惰な生活を送っている。

人は何かを諦めた時に成長が止まってしまうのではないだろうか。それと引き換えに心の安寧を得るのではないだろうか。それは昇進だったり、結婚だったり、第一志望校の受験だったり、あるいは努力しても敵わない天才が現れた時だったり。過去を振り返ってみても続けるのは疲れるし辛い、けれど放棄するのはいつだって簡単だった。
行動してる時は劣等感や緊張感など様々な要因からのストレスを受けるが、筋トレで余裕のある重量を扱っても筋肉が付かないように、多少のストレス（負荷）をかけないと成長は見込めないのだろう。

SNSや同期を見ていると積極的に資格を取ったり、自分の行動や知見を共有している人達が眩しく思えて、これまた劣等感に苛まれていた。
けれど本来それは私も何かを始めてから感じるべきものであろう。ということもあり、3月に色々とイベントに参加する予定を入れた。一歩目が酷く重いだけで予定さえ入れてしまえば、逃げられない環境さえ作ってしまえばあとは置いていかれないように前に進むのみ。4月には資格試験もある。そこまでは気が抜けない。
ストレスを飼い慣らしていくのだ。

思い返せば2月は私の中ではそれなりにやる気のベクトルを外側に向けられていた気がする。初めてのものに触れたり、行ってみたかった場所に行ったり、話してみたかった人に勇気を出してDMしてみたり。恐る恐る踏み出した一歩はいとも容易く受け入れてもらえた気がする。人生は割と一歩を踏み出してみれば想像していたよりも出来ることは多いし、自分が思っているよりも他人からして私は村人Aで良くも悪くも興味を持ってくれるのはほんの一握り。それはそれで重度の自意識過剰からしたら気が軽くなった。

2月のチャレンジ精神をこれからも引き継いでいきたい。引き継いで秘伝のタレとしていきたい。
きっと色んな感情や経験が詰まっているはず。