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内に秘めた妄想を語ってみよう

こんにちは。「ちくままちづくり文化祭実行委員会」メンバーの鹿田です。所属は地元千曲市内の商工団体職員として、地域振興活動や中小企業事業者への支援事業に従事しています。


【ワクワク妄想会議とは?】

 さて、このページをご覧いただいているみなさんは、ご自身がお住いの地域で「やってみたいこと」、「こんなのがあったらいいなぁ」、「なんとなく楽しそう」といった漠然とした思い・希望・提案・野望を持っていますか?この「ちくままちづくり文化祭実行委員会」では、市民のそういった内に秘めた妄想たちをみんなの前で自分の口で語ってもらい、そこから生まれる「共感」や「応援」で仲間づくりにつなげてもらう目的で「わくわく妄想会議」という企画イベントを立ち上げました。初回を令和5年の2月に実施しましたが、その後実行委員会メンバーが新体制となり、令和5年の11月に第2回目を開催しましたので、このページではその会の内容・実態をご紹介します。

【話し出したら止まらない、無数の可能性】

 老若男女、職種、分野等不問で参加者を募集し、事前に予約された方のほか、当日飛び入りでの参加者も含め、15名の妄想人が会場となった千曲市総合観光会館に集結しました。3つのテーブルにランダムに座ってもらって開会。会の流れを説明後、参加者の自己紹介を各々約1分程度で簡単におこなってもらいましたが、中には持ち時間を優に超えて語り出してしまう方も現れ、もうその時点から熱い思いの一端が垣間見えました。ここで、参加された方々の簡単な詳細と妄想、意見、アイディアの一例をご紹介します。

  • 放課後の子どもの居場所づくりを事業として実施したい。

  • 幼小中高の免許と心理カウンセラーの免許もあるが、それを活かした仕事をしたい。

  • 千曲市をホタルの里として振興したい。

  • 特にテーマもなく、楽しいことであれば加わりたいので参加しに来た。

  • 性教育をNPO法人として正しく親子に伝えたい。

  • こども食堂を開業しているため、様々なニーズや若者の声を聞きたく、参加した。

  • ゲストハウスをコロナ禍で開始した。話を聞いてほしい。

  • 廃棄野菜を活用して食堂やカット野菜等の加工・冷凍販売をしたい。

  • 市内外にクライミングができる場所が少ないので、普及促進の手がかりを探しにきた。

最初は何をどういう風に話していこうか、他の参加者のみなさんはどんなことを思っているのだろうか、という探り探りでグループワークは始まりましたが、お互いに意見を話し。意見を聞く中で次第に打ち解け出し、笑い声も絶えなくなっていきました。その後、内容的にこの人とこの人はつながれそうだと実行委員会スタッフで判断してテーブル間の移動を促すなどし、さらに深い交流を生み出す流れにもっていけるよう調整しました。当然、中には「なぜこうならないのか」という現状に不満を抱き、その意見をぶつける矛先に困っているというような方もいましたが、やはり深くお話を聞いてみると、結局のところは「千曲市よくしていきたい」という思いがあるという共通点があるということを伺い知ることができました。また、いろいろな人の考えをただじっくり聞いてみたいという人もいて、周囲の色々な妄想に乗っかりやすい部分もあり、主催側としてはウエルカムな存在でした。会の中盤ではグループごとにどんな話が出たかを発表する場面も設け、他の参加者がどんなことを考えているのか、それに対してどんな反応があったのかを共有し、さらなる共感につなげました。

【つながり・関わりを継続的に】

こうして、4時間という開催時間の中で多くの妄想、意見が飛び交い、人と人とがつながるきっかけの場づくりとしての一定の成果を出すことができました。ただ一方で、時間内では話がまとまらなかったり、やりたいことは具体的にあるので今後どのようにして動いていけばよいか等の意見も聞かれました。また、せっかくこういった場でいろいろな人と関わりを持てたのだから、今後同様の企画や派生イベントがあった場合に、参加者に情報を共有する仕組みがあった方が良いという提案も受けました。

 実行委員会としても、こうした企画イベントを改良しながら積み重ね、そこで得られる参加者の「生きた意見」を積極的に取り入れながら、今後の継続的な「人と人とがつながる場づくり」の活動展開を模索していきます。もし我々の活動に少しでも興味を持って頂けましたら、他のイベント問わずご参加お待ちしております、是非、まだ見ぬ世界とつながってみましょう。

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