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青梅のふしぎカフェ

ふしぎ駄菓子屋銭天堂、ならぬ不思議カフェが青梅市にはある。
可愛らしい佇まいのお店なのだが
扉を開けて中に入ると、
そこにはもう、不思議ワールドが広がっている。

なぜかいつも作品展が催されている



いつも10畳くらいのカフェスペースの周りに、
作品がインテリアの一部のように並べられている。
今回は、青梅市近辺の植物を撮影した写真展だった。
ふきのとうやかたくりの花、梅の花、ペンペン草など、春がいっぱいだ。
扉を開けた瞬間、今回は春の野原に連れて行ってもらえたらしい。
どこでもドアもびっくりだ。

客層がなぜか文化人ばかり



テーブルは大小合わせて4脚程度なのだが、今回も満席。
隣のテーブルには美術関係プラス、御岳神社ゆかりの人物と
奥多摩界隈の文化に詳しい人物、その奥には作品展の作者さん。
みんなで話しているうちに、花のことから万葉集の話に移り、
万葉集から青梅市の話に移り、
歴史の話、木材の話から奥多摩の話へと、移っていく。
ちょうちょみたいだ。
すごいスピードでポンポンポンポン、すっごい情報が出てくる。
お宝情報を聞き逃さないようにと、私の頭はパンクしそうだ。

こんなことが毎回起こる。
文化な人たちの話も種々様々で、絵画についての話だったり、
折り紙についての話だったりしたこともあった。
無料で講座を聞いているような、郷土資料館にでも来たのかと思うような
そんな情報を持っている人たちが
カランコロンと扉を開けては入れ替わり立ち替わり、
やってくる。
まるで神々の集まりを近くで見ているかのような光景。

不思議だ。
この空間の広さが絶妙なのか。立地なのか。お店の人の人徳なのか。

とりあえず普通の人間の私は、
今度来るときは文字起こしできるようなツールを持っていこうと思った。

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