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仕返し

僕は今年の春に中学二年生になった、孝。
「いってらっしゃい、孝、今日も早く帰って来るの?」 「う、うん、道場で後輩たちを教えないといけないでしょう?じゃあ、行って来ます。」 
毎日の様に学校で僕を無視して面白がっている奴らがいて僕は学校になんて行きたくないんだ。みんな小学校の時は仲良くしていたのに、中学校に入って僕の成績が上がってきて学年でもトップクラスになってきたものだから、それが気に食わなくて僕を仲間外れにし始めて・・・。
あいつらがいくら僕をいじめようと仲間外れにしようとそんなことはどうでもいい。あいつらは僕に暴力をふるったりはできないし、無視をするのが精いっぱいなんだ。
なぜか、それは僕が小さなときからおじいちゃんの合気道の道場に毎日通っていてかなりの腕前だから。ママもその道場の師範代をしているし僕たち家族は武道家一家なんだ。
まあ、僕はそんなことは本当はどうでもいいんだけど。僕がそんなに行きたくもない学校に行く本当の理由は、担任の麗香先生の顔を見に行くことなんだ。美しくてスタイルがよくてそれでいて巨乳で・・・、その姿を見ているだけで僕は満足なんだ。
僕は毎日密かに僕を無視している奴らに仕返しをしている。
それは、彼らが憧れ、マスターベーションの時のおかずにしているであろう麗香先生が実は僕のフィアンセだからだ。
あの笑顔もあの巨乳もそしてあの色っぽいお尻も実は全て僕の物なんだ。
僕が一年の時のクリスマス、ロスに転勤で行ってしまうパパをママと二人で見送りに成田に行った時に帰りに銀座のレストランで食事をした帰り、酔っぱらいに絡まれていた麗香先生をママと二人で助けたんだ。
先生もかなり酔っていたみたいだからそのままうちに連れて帰り泊まらせた時、僕と関係を持ってしまいそのままズルズルと続いてしまって。そのあといろいろあって僕と先生は両親も公認のフィアンセに。そのことは学校にも言っていないし僕達家族だけの秘密。
だから僕は学校に行っていくらみんなから無視をされていても平気なんだ。麗香先生の授業を楽しみに、そしてフィアンセであることの優越感に浸りに行くんだ。
ざまを見ろ!麗香先生は僕のフィアンセだ!
これが僕を無視し続けるあいつらへの僕の仕返し。

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