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かやくの話

はじめましてのかたははじめまして。そうじゃないかたは再訪ありがとうございます。

好きな食べ物は?という質問に「ネギとか薬味類。」と即座に答えて、「なんだコイツは、ウケ狙いなのか?それともマジなのか?」とでも思っているかのような神妙な顔をされ、その場の空気もそれ以前のようなものにはなかなか戻らないチキ野です。

今回の話、喜怒哀楽のどれかで括るとしたら「怒」の話となります。ですがこの四つしか引き出しがないとしたらどこにしまうかということなのでそこまで怒っている訳ではありません。ちょっとモヤモヤするな、というくらいのテンションです。

「かやく」と聞くと何を想起するでしょうか?多分、大多数の方は花火とか銃器に詰め込まれていて起爆の元となるあの「かやく」で、次に思い浮かべるのが、カップ麺とかに入っててお湯で戻すあの「かやく」でしょう。たいていこの1位2位だと思います。「火薬」と「加薬」ですね。

カップ麺に袋詰めされているやつ、「かやく」と書いてありますが、どうして「加薬」じゃなくて「かやく」という表記なんでしょう。「加薬」という表記してるカップ麺見たことなくないですか?

「加」っていう漢字と「薬」っていう漢字が義務教育課程でいつ習うのか調べたところ、(以下のサイトで検索。こんなサイトもあるんですね。)

「加」は小学4年生、「薬」は小学3年生で習うようです。

小学校中学年で習って、しかも文字自体も画数とかそこまで多い訳ではなく簡単な漢字なのに、どうしてカップ麺のなかに袋づめにされているアレには平仮名表記なのでしょうか。小学4年生以下で一人でカップ麺を作る機会があるなら多少は仕方ないなという思いもなくはないですが。そういう環境下にいる子供もいるんですかね。いや、それくらいの子供は袋に書いてある文字なんて気にも留めずに開封しそうです。

漢字でなくて平仮名であることにどうしてモヤモヤするのか。

アホみたいなことを言います。

平仮名で「かやく」と書いているから、「あれ、かやくって「火薬」のことだっけ?」と思ってしまうんですよ。

ほんとにアホみたいなことを言って恐縮です。

その後にすぐ「いやいや、「火薬」じゃなくて「加薬」だわ」と、当然心の中でも修正するんですが、一瞬でも「「火薬」だっけ?」って思う時間が煩わしいんです。いや、正確にいうと「火薬」と「加薬」が同時に思い浮かび、その直後「火薬」を削るというプロセスを脳内で実行している感じです。無駄なプロセス煩わしいなー、と。

戦闘を題材にした漫画とかアニメとかゲームとか、あるいは歴史の勉強をしていると三大発明のうちの一つとして入っていたり、織田信長が火縄銃で武田の騎馬隊を撃墜したというエピソードが紹介されていたり、「火薬」の方が普段の我々にとって近しいワードですから、せめてカップ麺の中に入っているあの袋には「加薬」と表記してあげて下さい。そうすれば一見で「加薬」のことだと認識できます。繰り返しになりますが、文字も簡単じゃないですか。

昨今の情報過多な生活で、自分の関心領域においてそこまで重要じゃない物事においては、なるべく無駄なものは排除して効率的に生きていきたいものです。「かやく」という、簡易さを狙った平仮名表記が余計な情報を想起させ、却って脳みそにとって負担となっているのでした。(チキ野の脳みそザコ過ぎ問題ともとれますが、それはまた別の機会にとっておきましょう)

今回はこのくらいで。

ではまた次回。





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