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2.19

去年玄関に植えた梅の花がついにほころびはじめて、春の訪れを告げてくれている。梅ってもっと白いイメージがあったので、わりと濃い、紫よりのピンクの色をしているので意外だった、去年花が咲いている時期を見ているので、一年前も同じ色を見ているはずなのに、勝手に脳内で梅のイメージの色で、記憶してしまっていたのだろうか、記憶って曖昧だな、と思い、そういう曖昧な記憶ばかり書いている、滝口悠生の長い一日という、これまたちびちび読みすぎて残り4分の1くらいなのにそこから先に進んでいない小説を、思い出した。

最近、今年こそは、とはりきって、絵の練習や、デザインとか色の勉強を、ちょこちょこ進めているのだけれど、センスとか才能とか、の言葉で語られやすいものこそ、知識と、経験と、練習により技術で、ある程度のところまでは持っていける、ということを忘れないようにしないとなあ、と思う。文章も同じだから、ちゃんと、知識、をつけることを、これまで怠ってきた気がするので、改めて書く技術、ということを、知識として持っておきたいなあと、こちらも反省。

あと、インプットが多いとわりと気持ち悪い感じになるというか、同じ量くらいのアウトプットをしないと気持ちが落ち込んだり何か鬱屈した感じになるので、下手でもいいから書いたら、描いたら、どこかにupするとか、そういうのを繰り返して、ちゃんと自転車の両輪を動かしてあげないと思う。わりと私の気持ちが落ち込んでいるときって、仕事で勉強であれ文章であれ、趣味でやってることであれ、インプットの量に対してアウトプットの量がたりないときな気がするので、ちゃんと目に見えるカタチにして、下手でもいいから成果として残して、前進している、という気持ちを味わうことが気持ちの上でも大切だな、と思ったのだった。

それでは、また。

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