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だいたい毎日晩ごはんをつくっているし、大学で親元を離れてからずっと料理をしているので、まあ料理はできるでしょう、という自信があったのだけど、お正月に祖母におしえてもらったおせち(ぶりと根菜の煮物)をつくったときに、ふだんはしない手数を踏んだので、その自信が少ししぼんだのだった。いつもはホットクック、またはヘルシオのオーブンにお肉と玉ねぎとかちょっと野菜をぶっこんで、煮たり焼いたりできあがり、という時短料理をしているので、野菜ごとに切り方をかえたり、下茹でしたり、ぶりやかまぼこを入れるタイミングを考えたり、という手数の多さ、細かさの前に、思ったより時間がかかり、これはいわゆるていねいな暮らし、というやつだけど、毎日はできないなあ、と思ったのだった。

ごぼうを洗い、れんこんの皮を向き、酢水につけ、野菜ごとに茹で、時間をはかり、ぶりに下味をつけ、かまぼこをぶ厚めに切る。切り方、茹で方、何を酢につけてどんな効果があるのか、とか、なんとなく知ってても、体系的に知らないなあ、と、おせちを煮込みながらふと気づき、掃除とか洗濯とかと合わせて、もう少し体系的な知識をつけたい。家事が年々楽になっているの家電のおかげだけど、そこに知識をつけていけばより楽しくなるのでは、とちょっとわくわくしている。

それでは、また。

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