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2.7

一年でいちばん寒い日、という感じの日々が続いているけれど電車が地下を抜けて地上に出たとき、ぱあっと広がった日の光が思っていたより強く降り注いでて、日差しからはすでに春めいたものを感じた。子どもと散歩、というか、道草を食いながらの帰り道、近所の軒先に小さい梅の花(たぶん)がすでに開いていて、小さい秋という歌があったけど、小さい春、という歌があればたぶんこんな感じだろうか、と思った。

5月くらいのあの、暑くもなく寒くもない、さらっとした風が懐かしい。過ごしやすい季節って、あっという間に過ぎてしまうんだよなあ、しかも、そのときになってみれば、心地よくて身体に痛みがないからその心地よさが当たり前になってついその心地よささ、みたいなものを忘れてしまって、でも季節が良いからベランダでバーベキューめいたものはしたのだった、去年。

それでは、また。

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