日清カップヌードルを #マーケティングトレース

最近、ワンピースとコラボした「HUNGRY DAYS」のCMを見た。どのような意志が背景にあったのか気になったので、マーケティングトレースをしてみた。


カップヌードルの市場環境

日本社会における単独世帯(世帯主が一人の世帯)の割合は年々高まっている。また、それに伴って”弧食”の割合も高まっている。特に20代男性で顕著だ。

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そんな追い風を受けて、カップヌードルの市場は成長を続けている。食品産業新聞社によれば、

出荷額ベースで5,933億5,300万円(前期比1.1%増)、数量ベースで57億2,349万食(0.6%増)となり、金額・数量ともに4期連続で過去最高を更新した。
袋麺は出荷額ベースで1,299億5,600万円(0.9%増)、数量ベースで17億6,220万食(0.8%増)。カップ麺は出荷額ベースで4,633億9,600万円(1.2%増)、数量ベースで39億6,129万食(0.5%増)。

一方で、「健康意識の高まり」という向かい風もある。カップヌードルは体に悪い、というのは、(事実かどうかはさておいても)人々に共有されがちなイメージではないだろうか。

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