20歳の自分に受けさせたい文章講義

メールやコラムなどを書くことが多かったため、読んだ本。

話すこと・書くことの意味

①再構築:言葉にするプロセスで話の内容を再構築する
②再発見:語り手の真意を「こういうことだったのか!」と再発見する
③再認識:自分がどこに反応し、何を面白いと思ったのか再認識する

話すこと・書くことの鍛錬

「地図・絵・写真」を言葉で表現してみる。ルールとして「自分の意見をいっさい入れないこと」

視覚的リズム

①句読点の打ち方:1行にひとつ
②改行のタイミング:タイミングは早いほうが読みやすい
③漢字とひらがなのバランス:漢字の多用は第一印象が悪い

読者の椅子に座る

2つの座れる椅子がある。

①10年前の自分:話す内容に思いが込められる
②特定の「あの人」:話したいことが明確になる

文章を読むときの注目ポイント

特に注目したいのは「嫌い」という感情。ここに反面教師に出来る部分は多くがあることに気づく。

上から目線
読者に媚びるようにへりくだっている
肝心なところで断言を避けている
長文・漢字の羅列で読みづらい
一方的な決めつけが多い
表現がまわりくどい

ビジネス書などで求められる3要素

①目からウロコ「おお!」「ええーっ!」
②背中を後押し「そうそう」「よしよし」
③情報収集「ふむふむ」「なるほど」

映画・マンガに学ぶ

「なぜこのカットは必要なのか」「なぜここにこの一文が入るのか」をしっかりと説明できる自分でなければならない。下手な文章術を学ぶよりも編集の見事な映画をじっくり鑑賞するほうがよほど文章トレーニングになる。

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