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何を発表するのか?  夏の学び【33】

今日は、来月行う自治体での実践発表会に向けた打ち合わせがあった。

このような実践発表の意義について考えていきたいと思う。

1 何のためにするのか?


自治体で、月に一回ほど、教員が集まって研修をする機会がある。

授業研究会をしたり、講師をよんで講演をしたりする機会だ。

このような研修会の意義は、どのようなところにあるのだろうか。

そこに参加している先生方が、どのような先生方なのか、という視点で考えてみる。

研究校の公開研究会や附属の公開などは、その教科の専門性が高い人が集まっている印象がある。

しかし、自治体の研究会では、さまざまなニーズを持った人が集まっていると考えられる。

その教科が好きで集まる人もいるし、その教科が苦手だから参加している人もいるだろう。

自治体での実践発表をする際に、どのようなニーズに合わせて実践発表をするのかはよく考えておく必要がある。

手紙と同じで、一方的に言いたいことを言うだけの発表では、相手に届かない。

そこで、発表内容が重要になる。

2 何を発表するか

発表内容を考える際に大切なのは、再現性だ。

発表を聞いた人が、「面白そう」「やってみたい」と思えるかどうかだ。

発表は、講演会ではないので、自分のやったことを自慢する会ではない。

自分のやった実践が、少しでも多くの人に届くようにするためにやるのだ。

自分一人では、目の前の30人しか変えられないかもしれないが、それが多くの人に渡れば、その数×30人を変えられる可能性がある。

社会科の発表をするので、社会科の内容を発表するのはもちろんだが、みんなが応用しやすい方法論を伝えるのも一つの提案になる。

夏の学びで発信してきた自己調整学習も、一つの方法論だ

「すぐできる」ハウツーのニーズもあると思うが、もう一歩進めて、応用できるハウツーを発表することで、聞いてよかった、と思ってもらえる発表を目指したい。


今日は、何のために発表するのか?について書いてみた。

お読みいただきありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。


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