No.1のたくさん入ったお弁当を考えよう <3> 社会をつくる力を育てる授業づくり #88
前回の記事の続きで、本単元の3時間目の授業になります。
本時では、野菜や果物、畜産物などのNo.1の産地がどこなのかを調べ、各地のNo.1食材を使ったお弁当のメニューを考えることが課題となります。
レギュレイトフォームを使った自己調整学習の3時間目になるので、子どもたちの自由度を高めるために、今回は、計画表にある本時の流れを自分で考えさせることにしました。
調べる内容は決まっているので、調べる方法と、それぞれにかける時間を自分で選択することとなります。
教科書、資料集、地図帳という文献資料から調べる子と、タブレットを使ってインターネットで調べる子とでわかります。
文献資料は、ある程度情報がまとまって掲載されているので、該当のページを見つけることができれば、情報を収集することが容易です。
しかし、紙面が限られているので、情報の量には限りがあります。
一般的な食材は掲載されていますが、レアな食材を使おうと考える場合は自分で調べる必要があります。
この単元では、日本の食料生産の概要をつかむことが目標ですので、レアな食材はメインではなく、おまけとして調べるのなら良いのですが、その子の関心に応じて調べさせるようにします。
タブレットを使って調べている子は、情報の海の中で適切な情報を見つけるのに大変苦労します。
色々の方のまとめサイトがたくさんあるので、検索ワードを入れて引っかかったページが信頼できる情報のサイトなのかを確かめる必要があります。
やはり、公的機関のサイトの情報だったり、それを引用していることがわかるようなサイトを使うようにします。
また、インターネット上の情報は掲載時期やいつのデータかを確かめさせる必要があります。
このように、情報を収集する方法を各自が選択しながら学習を進めさせました。
途中、確認の時間を設けて、目標に沿っているか、方法は適切か、残り時間で調べ切ることができるのかを調節させます。
その結果、1時間の中で目標にたどりつくことができていました。
教師の役割としては、計画表や成果物を確認して、適切なフィードバックをすることです。
次時は、単元のまとめになります。
お読みいただきありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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