単元ベースの授業づくり
今回は、論点整理の第5項「学習指導要領の趣旨の着実な実現を担保する方策や条件整備」について読んだことを書いていきます。
この項では、学校現場の過度な負担が色々と問題となっている中で、議論すべき点として挙げられているのだと思います。
教師の働き方改革とカリキュラムオーバーロードの問題は区別して考えるべきと書かれています。特に授業時数については、現在以上に増やすことがないように検討すべきという記載もあります。授業時数については、現在4年生以上で週29コマ分の時間が設定されており、それを自治体や学校などで工夫して時間割として設定し、標準時数をクリアできるようにしています。時間数の話題が出てくると、授業内容との兼ね合いも出てくるので、議論は簡単にはいかないなと思います。
負担感を減らすための取り組みとして、単元をベースに授業を構想することや評価場面を推薦することなどが挙げられていますが、これは現行の学習指導要領でも十分に実施可能な取り組みです。明日の授業どうするではなく、単元を見通して計画をしておくことで、急な変更にも対応できますし、子供たちの様子を見て、柔軟に計画を設定することができます。研究授業などで1時間の授業のあり方を提案することが多かったからではないでしょうか本時案ということではなく、単元を通して、どのような資質能力を育てていくのかと言う視点で、授業を計画していけば、おのずと単元ベースの授業になっていくのではないかと思います。
今回は、学習指導要領の趣旨を実現するための方策の部分について読みました。最後まで読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想はコメントいただけたら嬉しいです。
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