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個人の利益?国民全体の利益?

被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます

SNSで、能登の写真を募集するという取り組みをされている方がいらっしゃいます。

個人で記録を収集していくのは大変だと思いますが、自分がしてもらった思いを元に続けているとのことです。

今も、復旧のために動かれている方々に感謝し、一刻も早く生活が安定されることを願っています。


社会に対する意識


内閣府が毎年行なっている世論調査で、「社会意識に関する世論調査」というものがあります。

その中には、多岐にわたる項目があり、それぞれの項目を考えるだけでも授業が成立しそうです。

その中で、「あなたは、現在の日本の状況について、悪い方向に向かっていると思われるのは、どのような分野についてでしょうか」という複数回答可の設問で、「物価」と答えた割合が一番多かったというニュースです。

良い方向に向かっていると思われる分野も聞いていて、「医療・福祉」と、「特にない」が一番多い割合でした。

他の設問で、目に止まったものをあげてみます。

「あなたは、日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っていますか。それとも、あまりそのようなことは考えていませんか」という問いに対し、61.4%の方が「思っている」と答えています。

しかし、「あなたは、今後、日本人は、個人の利益よりも国民全体の利益を大切にすべきだと思いますか。それとも、国民全体の利益よりも個人個人の利益を大切にすべきだと思いますか」という問いには、全体寄りの回答が53.2%、個人寄りの回答が39.6%で、個人寄りの回答をした人が昨年よりも増えています。

この設問は、日本人の国民性を表していると思いますが、だんだんと変わってきているということも示していると思います。

社会の役に立つ=全体の利益を大切にする、という価値観は、社会科(社会問題)を考える上で、重要なことだと思います。

しかし、だからと言って少数派(弱者)を切り捨てる社会であってはいけないと思います。

先ほどの設問は、どちらを大切にするか、ではなく、どちらも大切にしなければならないところです。

少しカタイ話になってしまいましたが、社会科を考える上では、避けて通れない設問だと思い、取り上げました。


今回は、「個人の利益?国民全体の利益?」という内容で考えたことを書きました。

お読みいただき、ありがとうございました

ご参考になれば幸いです。

ご意見、ご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです!


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