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中3 体細胞分裂の観察

ネギの根を使って体細胞分裂の観察を行いました。中学校で行う観察の中でも非常に難易度の高い観察だったなというのが私自身の感想です。結論から言うとうまく観察できませんでした。

観察準備

① ネギの根の先端5mmくらいを切り取り、スライドガラスに乗せる。
② うすい塩酸をかけ、約3分待つ。
③ うすい塩酸をろ紙で吸い取り、スライドガラスを十字に重ね、重なっている部分を上から親指で強く押す。
④ 重なっているスライドガラスを外すと、観察用のスライドガラスが2枚できる。
⑤ それぞれのスライドガラスに酢酸オルセイン溶液を垂らし、染色する。
⑥ カバーガラスをかけ、余分な染色液をろ紙で吸い取り、顕微鏡で観察する。

うすい塩酸の役割
細胞壁同士の繋ぎ目を溶かし、細胞同士を引き離す。

酢酸オルセイン溶液の役割
細胞の核や染色体を赤く染色し、観察しやすくする。

カルノア液の作り方

カルノア液とは細胞を固定(生きているときに近い状態でとどめること)するための液体です。中学校の実験で用いるカルノア液の作り方は簡単。根が出たネギの種子をカルノア液に24時間漬け、70%エタノールに漬けると長期保存できる。

無水エタノール 30ml    氷酢酸 10ml
これらを混ぜるだけ。要は3:1で混合すればカルノア液の完成です。

観察の結果

授業ではどの班もうまく体細胞分裂のようすを観察することができなかった。
しかし、核の観察は十分にできた。

反省点

  • 事前の準備が十分にできなかった。事前に体細胞分裂が観察できるプレパラートを準備しておくとみんなが実際に観察できた。

  • 他の植物も試すべきだった。来年はニンニクの根でチャレンジ。

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