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チカラジオのチカトーク(vol.3):川原毛地獄からのアドバイス

【司会:ちゃんりか 出演者:齋藤あゆみ(湯沢市)& 折笠昭宏(上小阿仁村)】

3回目となるチカラジオの放送後記「チカ(地下)トーク」は、5月20日放送分の裏話になります。出演者は、協力隊3年目で既に起業している齋藤さんと、着任してわずか1か月しか経っていないフレッシュ✨な折笠さんでした。

業務内容は、齋藤さんが「観光」で、折笠さんが「関係人口のコーディネート」。地域も、南部の湯沢と北部の上小阿仁と離れていますし、齋藤さんは秋田のにかほ市出身で、折笠さんは茨城県出身です。今回の聴きどころは、この2人のコントラストにあったと思います。

同時に、出演者の2人が対照的ゆえに、トークが弾むのかどうか心配する部分もありました。しかし、それは全くの杞憂(きゆう)でした! 齋藤さんの堅実な仕事ぶりと折笠さんのひょうひょうとした性格が見事に噛み合い、軽快な掛け合いとなったのです。

会話中の折笠さん

齋藤さんは、見た目はほんわかとした雰囲気の方ですが、地元・秋田で「旅行事業を立ち上げる!」という目的が当初からあり、その実現のために観光関係の協力隊を募集していた湯沢市を選び、2年目に計画通り起業をしたしっかり者。かわいらしい雰囲気とは裏腹に、バリバリ仕事をこなす「できる方」です。

折笠さんは、大学院で大気汚染について研究していた経歴がありながら、芸人を目指していた時期もあったという「謎の方」(笑)。よく理解できない秋田弁にもまれながら、それでもその会話を楽しめているそうです。異世界の秋田に飛び込んで来てくれて、さらに、立ち上げたばかりのラジオ番組にも出演してくれた折笠さんは、実は大物なのかもしれません…😁

番組は、協力隊として先輩の齋藤さんとちゃんりかさんが、後輩の折笠さんにアドバイスをするような形となりました。

齊藤さん

齋藤さんは、湯沢市でジオパークを活用したツーリズムを担当しており、協力隊の仕事をしながら2年目で旅行事業者として起業しています。具体的には、湯沢の川原毛地獄で「地獄」をコンセプトにしたツアーを運営しているとのこと。何だかすごく面白そうです!😆✨

一方、折笠さんは「関係人口コーディネーター」としての活動を始めたばかりの、ヨチヨチ歩きの協力隊。「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもなく、「地域や地域の人々と多様に関わる人々」のことを指します。折笠さん自身が認める通り、「ふわっ」とした概念で、活動内容は多岐に渡るそうです。

活動や将来のことで不安顔の折笠さんに、「初めの半年間は、地域のことを知るだけで良いのでは?」という優しいアドバイスが2人の先輩から送られました。このラジオ番組を通じて、こうした先輩と後輩の交流が生まれたことは、一つの収穫だったかもしれません。

……そして、もう一つの大きな収穫は、この収録の後に6月放送分のパーソナリティが折笠さんに決まったことです。その度胸と軽快なトークスキルが評価されての大抜擢!(番組を聴きながら、貝田は何度もくすりと笑わせて頂きました😄)

折笠談笑


折笠さんは「ラジオ番組に出ることが夢」だったそうですが、出演と同時に司会にも選ばれて、盆と正月が一度に来たような気持ちになっていることでしょう。おめでとうございます🎉㊗️

こんな感じで「協力隊のチカラジオ」は、県内の様々な地域の協力隊と連携して運営されています。司会も、出演者も、このnoteも、番組のtwitterもです。

どうぞ、これからも秋田の協力隊をごひいきに🙇‍♀️

折笠の決めポーズ

つづく。

(チカラジオ編集部 文・貝田真紀 写真・森将太)

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