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このままの姿で

「このままの姿で」 作詞作曲:ノア

ちいさな野の花でも
主の愛をうけて かがやく
あふれる主の恵みは
いついつまでも
バラはバラのように
すみれはすみれのように
わたしもこのままのすがたで
ついてゆきます


空をとぶ鳥たちは
主の愛をうたいつづける
あふれる感謝 よろこびは
いついつまでも
わしはわしのように
すずめはすずめのように
わたしも主のほめうたを
うたいつづける


この詞にある「主」というのはクリスチャン的視点で言えば神でしかないんだけど、ただ単純に「自然」というものへの、抗うことの出来ない「大いなる」ものへの、いい意味での恐れみたいな解釈でいいと思う。

自分が生まれ育った教会で「子どものうた」として位置付けされていただけに、成長するにつれてこの曲がなんだか恥ずかしい存在に感じていたし、なんなら完全にその存在を忘れていた。

けど、ノルウェーの大地を歩き、その豊かな自然の中で暮らしていた日々の中で、ある日突然この曲が心に現れ、そして何かに満たされるような感覚があった。

畑の手入れをしたり、花やベリーを摘んだり、ただただぼんやりと太陽の下で過ごしたり。
風に揺れる木々の音、流れる川、あちこちで会話している小鳥たちの声、そういった人間による被造物的ではない世界に包まれた日々。

あれこそが、世界屈指の「幸福度」の正体なのかもしれない。

いつになったらまたいけるんだろう。

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