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「やっつけ仕事」に直面し、馴れ合いの怖さを再認識!

 某企業のフライヤー制作のための写真撮影が終了したと言う。早速、その写真を送ってきたので、写真数枚を確認することにした。

 おや、背景を見ると、小さな埃が目立ち、水シミなどが目に留まったので、指摘部分に赤矢印を書き入れ、担当者へ修正を促したのである。

 翌日、修正された写真を再度送ってきたので、その写真を開いて見ると、驚くことに、背景を下手に暈した形跡があるので、更に、突き返すことにした。

 プロカメラマンであれば考えられない愚行であり、クライアントを小馬鹿にしたような「やっつけ仕事」としか言いようがない。このような商品価値のない写真を、堂々と納品するのだから呆れるばかりだ。

 有ってはならぬことだが、初手から「デジタル処理の修正ありき」で気の抜けた状態にて撮っているのかと、疑いたくなるほどの劣悪ぶりである。これじゃ、納品してもお代を支払う必要はない。

 ただ、長年お付き合いしているようだが、馴れ合いになってしまい、いつの間にか手抜きが常態化していた可能性もある。情けない話だが、プロとして絶対にやってはいけないことである。

 よって、担当者へ「写真は全体構図や色乗りを確認し、更に、拡大してグラデーションなどに違和感がないか、ゴミなどが落ちていないかなどの緻密な検証を怠ってはいけない!」とアドバイス。

 しかし、このように納品された写真が、過去において、ここまで劣悪なものを見たことはなかった。・・・酷い話である。

西田親生の自由気まま書「嗚呼」

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