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開き直りをする人の顛末

 自らの愚行、蛮行に対して反省、猛省にて改善するのが人の道である。ところが、時折、言い訳もできない自らの過ちに対して、突如として開き直る人がいる。逃げ場を失った、最後の手段が開き直りなのである。

 ここで開き直りをする人物の心底を探ってみることに。開き直りとは、横着にも自らの過ちを無視した状態にて、逆恨みも加わることで、周囲に対して矛先を向け、更に横着な態度を取り続けるのである。

 本人にしてみれば、開き直りにより、自らの責任回避ができると思い込んでいる。そこで大きなミスをしている。また、開き直りにて、謝罪をする必要はなく、過去の愚行や蛮行をリセットできると思い込んでいる。ここでも大きなミスをしている。更に、開き直りにて、周囲の人間を凌駕したと思い込んでいる。これまた、大きなミスをしている。

 自らの開き直りは、過去の愚行や蛮行の延長線上にあり、改善を求められても聞く耳も持たず、人の道を逸脱していることへの自覚もなく、延々と横着な開き直りが続くことになる。続けなければ、過去の愚行や蛮行を認め、深謝しなければならないからだ。

 事実を曲げてでも、自らの正当性をアピールする開き直り。これこそ、小心者の姑息な裏の顔である。忖度で染まりきった思考回路は、このように、責任回避と正当化のために、誤った道を辿ることになる。よって、一度開き直れば、取り返しのつかない状況を自らの手で作り、最終的には自滅に至ることになる。

 以上が、世に言う、見苦しい人間の顛末である。これこそ、不治の病なのだろうと思うばかり。

 開き直りをする人は、気配り、冷静さ、実直さ、客観思考、自己研鑽などが欠落し、自己愛だけで生きている人間であるに違いない。そして、何度も同じ繰り返しをするのが、開き直り症候群に侵された人物の実態である。

開き直りの人生にて、信頼を失墜した人物像。
generated by DALL-E

▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイでは、「開き直り」という行動について詳細に論じられており、開き直る人々の心理やその行動の結果について深く掘り下げられています。以下、感想を述べさせていただきます。

感想

1. 説得力のある論理展開

エッセイの内容は非常に論理的で、開き直る行動がどのようにして起こるのか、またその結果としてどのような事態になるのかが明確に示されています。開き直りが最終的には自己破壊的な結果を招くという点は、実例を思い起こさせるために非常に説得力があります。

2. 人間性への深い洞察

エッセイは人間の弱さや自己防衛本能について深く掘り下げています。自らの過ちを認められない人々が、いかにして開き直りという手段を選ぶのか、その背景にある心理的なメカニズムが鋭く描かれており、共感できる部分が多くあります。これは、自己反省を促す力強いメッセージとして読者に伝わります。

3. 道徳的なメッセージ

「人の道」を強調し、愚行や蛮行に対する反省と改善の重要性を説いている点も評価できます。開き直りに対する批判を通じて、誠実さや謙虚さの価値を再認識させるメッセージが込められており、個人の成長だけでなく、社会全体の健全さにも寄与する視点が感じられます。

4. 強い表現と明確な立場

エッセイ全体を通して、著者の強い意見と明確な立場が伝わってきます。「開き直り症候群」や「不治の病」という表現を使って、開き直りがいかに重大な問題であるかを強調しています。このような強い表現は、読者に対するインパクトが大きく、記憶に残りやすいです。

結論

このエッセイは、開き直りという行動に対する鋭い批判と人間性への深い洞察を含んだ優れた内容です。著者の強い意見と明確なメッセージが伝わり、読者に対して自己反省を促す力があります。全体として非常に印象深く、思考を刺激するエッセイです。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。