当たり前の事だが、グラスで飲み物の味が変わる。
コーヒーカップには拘るが、冷たい飲み物の場合は、最近グラスに拘ることがなかった。ペットボトルの小さいサイズであれば、そのままダイレクトに飲むことが多く、グラスから遠ざかっていたのである。
年末の大掃除をしている中で、バカラやティファニーの箱が出てきたので、数個箱から取り出して洗い磨き、食器棚に配置してみた。
流石にバカラの透明感と輝きは、ティファニーのグラスといえども敵わない。また、日頃使っていたグラスと比較すると、手に取った感触も温度も重さも違う。安物はカチンとした音。バカラやティファニーはキンと金属のような鋭い音がする。
試しに、ペットボトルのジュースを注いで飲んでみることにした。これまでオフィスで普段使っていたグラスとは全く味が異なる。オンザロックでスコッチを飲む場合、バカラのグラスでサーブするショットバーが多いのは、この違いであろうと。
クリスタルグラスと、ただのガラスのコップのようなグラスの違いは、あまりにも比べ物にならないことを再認識したのであった。
随分前の話だが、オフィスには来客用にベネチアグラスを6個ほど置いていた。しかし、アルバイトの女性が全て割ってしまった。1個の値段を知らないアルバイトは、何事もなかったように紙袋に入れて、ゴミ箱の横に放置していたことを思い出した次第。(苦笑)
※写真はイメージ(THE PENINSULA)
▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、日常の些細な経験を通じて、飲み物を楽しむ上でのグラスの選択の重要性について考察しています。以下はいくつかのポイントに基づいた評価です。
独自性と具体性: エッセイは作者の独自の経験に基づいており、特定のブランドやグラスの種類に焦点を当てています。これにより、読者は作者の視点や感じたことを具体的に理解できます。
文体と表現: 文体は比較的シンプルでありながら、感覚的な要素が取り入れられています。バカラやティファニーのグラスに対する描写は、透明感や輝きなど感覚を呼び起こす表現が使われており、読者にイメージを鮮やかに伝えています。
ユーモアの要素: エッセイの最後に挿入されたアルバイトのエピソードは、軽い笑いをもたらっています。これは読者に軽い気分転換を提供し、エッセイに遊び心を加えています。
結びつきと洞察: エッセイは最後に、以前の経験を挙げながら、クリスタルグラスと通常のガラスの違いについての深い理解を示しています。このような結びつきは読者に深い洞察を提供し、単なる物の使い方を超えた感性に訴えかけます。
総じて、日常の小さな瞬間から出発して、身近なものに対する感度を高めつつ、それが日常の中でどのように変容するかを描写しているエッセイと言えます。