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信頼を築くのは並大抵ではないが、信頼を失墜するのはほんの一瞬。

 民官学、あらゆるところで「不正」が行われているのが実情である。「虚偽報告」であったり、「横領」、「袖の下」、「欺罔」であったり。更には、「隠蔽工作」であったり「悪質な罠」であったりと、枚挙に遑がない。

 ただ、これまで築き上げてきた「信頼」というものは、上のような心の緩みにより、一瞬にして失墜してしまうことを自覚すべきである。

 「嘘も方便」と甲高い声で正当化する人もいる。「曖昧な回答」にて、自らをグレーに染めてしまう人もいる。自らを神棚に上げ、他人を罵る人がいる。

 人生において、「虚言」ほど全てを真っ黒に塗り潰してしまうものはない。一度、グレーや黒に染まってしまうと、長きに亘る「猛省」と「改心」、「改善」がなければ、その「染み」は容易に払拭することはできない。

 特に企業の場合は、各セクション、全体において、互いの「信頼関係」が礎(いしずえ)となり、企業は発展して行く。互いの「敬愛の念」がなければ、企業イメージはドス黒いものに変わり果て、「統率」が取れなくなってしまう。

 よって、人を誹謗中傷、揶揄する前に、自らの襟を正すのが「大人の流儀」。自らが一人前ではないのに、第三者を批判する資格もないのだから。「唯我独尊」に陥ると、とんでもない人生が待っていることになる。

 畢竟、「積善之余慶」の心を備え、日々の生活(オフィシャルもプライベートも含め)を送ることが、懸命なる「人の道」であると考える次第。

西田親生の自由気まま書「天地」

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