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マイナンバーカード、大丈夫!?

 毎日のように報道される、マイナンバーカードと合体した健康保険証。言葉は悪いが、「聞いて、呆れる!」としか言いようがない。システム自体が不完全、未完成なのに、何故、発行を急ぐ!?

 漏洩されてはならぬ個人情報が簡単に他人へ渡ってしまう。本人確認ができず、医療費全額負担。どこかの酷い銀行ATMシステム以上に最悪の状態であるが、八百屋さんで例えれば、腐りかかった白菜である。

 ここらで、マイナンバーカードの構想案を練ったキャリアに登場願いたい。更に、どのようなシステム設計であり、どのような企業群が契約し、更に、どのような環境下でシステム構築がなされたのかを公表願いたい。

 多分に、大手企業との密約のようなものが存在しているに過ぎず、最終的なシステム開発、ハード開発、そして連動と、子請け、孫請けしているのであれば、不具合が生じるのは当然である。

 以前、「国民総背番号制」と揶揄され、全国民から拒否された経緯があるものの、今頃になって、何故に同じ事を繰り返すのか理解に苦しむ。

 穴だらけの未完のシステムに、どれほどの予算を投じてきたのか、その税金の流れを全て洗い出すのが野党の役割ではないか。いつもながら、根拠もなく反対するばかりの子供じみた野党だから解明に至らないのか。

 来年の秋には、現在の健康保険証が廃止されるようだが、モルモットみたいな実験を続けているだけで、国民誰一人も得をする者はいない。だったら、誰が得をしているのか具に公開されては如何だろうか。東京オリンピックのように、違法行為のオンパレードであれば洒落にもならない。

 いい加減、思いつき愚策に大枚を叩いて動かす国政に未来はない。二重も三重も屁理屈を法制化された税制など、政府の経済音痴が露呈しているだけである。税は大動脈であるところから徴収するのが効率が良いが、何故に毛細血管側から徴収するのかも理解に苦しむ。

 人が動けば金銭が動く。動けない人からも税金を抜き取るような蛮行は、そろそろ止めなければならない。政治家の都合によって左右される世の中のシステム。では、天下り先の諸団体を全て解散させてみれば良い。どれほど無駄な税金が流れているのかを解明し、改善させるのが野党の役割である。

 既得権益者が暗躍しているが故に、全ての国家事業は深い霧の中で行われている。都合の悪い事は隠蔽し、有耶無耶な状態のまま、時間が経てばいつの間にか忘れ去られてしまう。その繰り返しである。

 国民を不安だらけにする国政に、メスを入れなければ、旧態依然とした悪行三昧が無くなるはずはない。以前、ある政治家の自宅金庫には札束と金塊がゴロゴロしていたが、金権政治の代表的人物の所業に腰を抜かしたものだ。それが、今でも続いているのであるから、情けない。

 政治家の私利私欲がなくならない限り、公私混同がなくなるはずはない。野党はそこを強烈に突くべきだ。マイナンバーカードについても、根っこから検証し、実態を解明しない限り、何十年経っても腐った世界は浄化されることはない。

 本当に、マイナンバーカードは大丈夫!?

 

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