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強欲者は責任転嫁が常套手段・・・

 報道によると、大なり小なりの事件やトラブルがあちらこちらで発生しているが、共通しているのは、強欲者は責任転嫁を切り札として逃げに転じるのが常套手段であるということだ。

 ウクライナ・クライシスを見ても、一国の独裁者は常に責任転嫁。己の失策、失態を揉み消すために、ありとあらゆるプロパガンダを通じて、虚偽情報を流布し、責任を逃れるのに必死である。

 今回の自動車販売会社も同様のことが言える。遅ればせながらの謝罪は一向に構わないが、事件事故は対岸の火事のような言い訳が目立ち、責任転嫁のレールをひた走っているに過ぎない。

 成人となれば「法の不知」と雖も、有無を言わさず処罰される。自らが経営している会社内部に不正があることを仮に知らなかったとしても、管理不行き届きの責任は重く、辞任は当然の報いである。

 しかし、辞任したからと言って、全ての責任を現場へマスコミの目を向けさせ、自らの責任はそこで収束すると感じさせるところが頂けない。これまで溜め込んだ私財を全て投じてでも、被害者を救済すべきである。

 多くの人たちの愛車がボコボコに痛めつけられ、板金塗装などで誤魔化されたとしても、その傷は愛車のボディ塗装の下に深い傷として残り、また、そのユーザーは言葉にならぬほどの心の痛み、不信感、恨みと憎しみが充満しているに違いない。全て新車に替えて欲しいくらいだ。

 このような企業は昔から存在するが、今回の事件もまた氷山の一角であると言える。不正して儲けるのは健全なる商取引とは言えず、犯罪である。これまでどんなに稼いだとしても、泥棒が盗んだ金品を保有しているようなものだ。

 企業モラルとしては、地べたに落ちた鳥の糞ほどの価値もない。このような事態が今の世の中で発生するのだから、如何に、民度低き日本人が増えたかと言うことでもある。

 社内は恐怖政治の巣窟であり、服従こそが出世街道の近道を作り上げているのは、その経営者に統率力もなく、人格者ではないことが窺い知れる。単なる守銭奴の化身であるに過ぎない。

 熊本県内においても、恐怖政治を続け、僅か数年で解任された人物も存在する。パワハラや愚策の連続にて、完全にブラック化した企業。本来ならば部下との信頼関係を優先し、ボトムアップのガラス張りをモットーとし、顧客を最優先してこそ、ホワイト企業と称賛される訳だ。

 忖度や弥次郎兵衛戦術にて成り上がった人物は、大抵そのような腰のない、キレのない、視野狭窄で無能な雇われ経営者が多い。そこで、自らの能力を過信すのだから始末に悪い。「燕雀知らず天地の高さ」の典型的な人物である。

 強欲者が会社の首となっているところは、実に哀れである。最終的には、そのような強欲者の悪玉菌は、遅かれ早かれ、必ず解任となり、その場を去らざるを得なくなる。それこそ、自業自得である。

強欲者
画像生成AI「Midjourney」で生成した画像

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