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「ホウレンソウ」が手緩い人物は、尻切れトンボを常としている!?

 サービス業におけるトラブルシューティングの鉄則は、現場で早期解決に努め、二度と同じトラブルを起こさぬことにある。

 部下の失態は、部下本人の責任は勿論だが、その上司の責任でもある。その失態が余りにも酷ければ、チームリーダーはそのトラブルをチーム全体で共有し、完璧に尻拭いをしなければならない。

 先日、某企業若手のとんでもない愚行に対して、そのチームリーダーが謝罪した。そこまでは良いが、非常識なる迷惑行為を、そのチーム全体へ共有せずに、幹部に対して、トラブル発生の「は」の字も告げていないことが発覚。

 結局、部下の失態について現場で謝罪し、更に、チーム全体へ共有すれば、自分の立場が悪くなるとでも思ったのか知れないが、実に情けなく、生ぬるい話である。

 日頃から会話を交わしている、チームリーダー。第三者に対して懐疑的な態度を常としているのは理解していたが、「ホレンソウ」が手緩い人間として、嫌な思いをした人の立場になってシミュレートできない思考回路であるように思えてならない。

 チームトップの幹部が若手の失態を知らされ、チームリーダーに事実関係を正したにも関わらず、翌日になっても、何のアクションもないのだから驚きである。そうなると、現場での謝罪は「その場凌ぎ」程度の所行だと言われても仕方がない。

 以前、ある人物が失言し、その日の夜に、直筆の謝罪文を届けてくれたことがあった。よって、誠意というものが十分伝わり、全てを水に流した。しかし、今回の件については、残念ながら、チームリーダーとしては信頼を失墜するばかりで、ダブル失態となってしまった感がある。

 昨日、一日中待っていても、携帯に電話が掛かることもなく、リアクションなしの一日が過ぎてしまった。ここで、人の立場になって考えられぬ思考回路が問題になってくる訳だが、残念ながら、チームリーダーとしての自覚の無さが浮き彫りとなった。

 過去を振り返ってみても、そのリーダーに何度かサジェストしたことがあったが、聴く耳を持たず、全然動こうとはしなかったことを思い出す。何度注意しても、無視するばかり。どこか強情で石頭なところもあり、融通が効かぬのだろうと、苦笑いの連続である。

 まだ若いので、今の内に気づけば良いものを。これからも今までと変わらぬスタンスで仕事に向かうのであれば、あまり良い風が吹かぬような気がしてならない。第三者からの助言や苦言を真摯に受け止め改善する心がなければ、お先真っ暗になりはしないかと危惧するばかり。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。